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EYESPOTのポリッシュフィニッシュ、在庫完備です。

品切れしていたEYESOPTのPOLISH FINISHの在庫を

補充しました。

 

在庫切れに気がついていたのは一部のSHOPさんだけでしょう。

これは意識して、そうしているのです。

 

 

EYESPOTの鋳造した素材は500本、常に用意してあるのです。

ただ、磨かないと商品にできない。

 

北井部員が磨かないと商品にならないのです。

彼が、さぼっているわけではありません。

 

リールの備品を磨く必要があったため、EYESPOTまで

手が回らなかったのです。

 

Chucker Classic、Eyespotとお客様のオーダーが来ればすぐに

お届け出来るようにしています。

 

これは努力して、そういう体制を維持しているのです。

無理をして維持しているのです。

 

 

Eyespotには特別な感情があります。

性能面ではなく私の勝手な感情です。

 

独立したばかりのころ、グリップを主軸にして

生きていきたかったのですが、何を作っていいのか

 

見つからなかった。

Featherweight Gripのイメージを踏襲するグリップは、

 

作ってはならない、と自主規制していたのです。

 

内径9.5mm 色付きRodフェルール(デッドストック品)

 

Featherweight Gripはいろいろなグリップを比較して行きついた

ものでした。

 

それを否定して作ることは相当に難しかったのです。

お金は、無くなる一方だし、追い込まれていきました。

 

希望が見えなくなったころ、神戸の14KCDさんの店でARJONのグリップに

出会いました。

 

決まる時というのは一瞬なのですね。

藤原君も私も、同時にこれだ!と思ったのです。

 

内径10.0mm 色付きRodフェルール(デッドストック品)

 

ARJONのグリップは完ぺきでは、無かったのです。

しかし、私鯛が積み上げたノウハウを付け加えば最高のものになる。

 

確信がありました。

 

この出会いがなければ、今のブライトリバーはないのです。

 

Plastic Love - Tatsuro Yamashita & Mariya Takeuchi

この二人は宝、ですね。

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わかった気になるんじゃない!

ここ最近、思うんです。

わかった気になるんじゃない!

 

25年も釣り業界におりますと、そして狭い世界で

働いておりますと、こんなもんかな、と思ってしまう。

 

やるね!

 

20年ほどブラックバスのトップウォーターしか

してこなかった。

 

別に不安も不足もなく一生これで行くつもりであった。

 

すごいね!

 

キネヤの奥居さんとお付き合いしたい一心でフライのイベントに出たり、

天龍の塩澤会長の導きでビワマス釣りやテンカラ釣りをするようになると、

 

使ったことのない釣り竿に出会うのですね。

私が積み上げてきた概念から外れたロッドなのですが、いいロッドは

 

やはりいいのです。

これはどういうことだろう?と考え始めると、もう止まらない。

 

 

トップウォーターロッド以外のロッドは他人事のようなものですから

気軽に作ることができるのです。

 

売れるとか売れないとか、流行など考えることはないのです。

完全に自分目線で作ることができるのです。

 

 

無駄なことばかりしているようですが、新しい「気づき」が

出てくるのです。

 

トップウォーターロッドなら一刀両断するようなことであっても、

フライロッドやトローリングロッドは経験が足りないから根本にまで

 

さかのぼって考える必要がある。

世間一般に流通しているものが正しいとは限らない。

 

安く作る工夫がそのままスタンダードになっている例は

いくらでもあるのである。

 

この場合、自分はそのスタンダードに従うのか、の判断が必要になる。

お客様には見えないんだから従えばいいんだけど、それじゃ私が盛り上がらない。

 

わかった気になる暇はないのだ!

 

音と言葉 (新潮文庫)

偉大な指揮者とはいえ、音をどうやって

言葉にするのか? と思わず買ってしまった。

最後に翻訳者の解説が泣かせます。

美しい文章です。

 

月亭可朝 -嘆きのボイン2017

P-VINEレコードは学生時代から面白いことをする

会社だなぁ、と注目してきたのですが、可朝さんの

ものまで出していたとは知りませんでした。

関西の人は、聞いたことがありますよね。

他の地域の人、若い人にも聞いて欲しいですね。

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師走は確かに何かが走りますね。

今日こそ、昼間の一番温かいときにカヤックを

出すんだ、と決めて会社に入ったのです。

 

しかし、お約束ですよね。

気がつくと夕方、なぜかしら・・・。

 

おめでとう!

 

リールのパーツはすべて五十鈴工業さんに送りました。

 

戻ってきてから、少し手を入れる部分もあるのですが、

ようやく手が離れて、次に向かえそうです。

 

すごい!

 

それでは大きな売り上げを目指して、

ビッグな企画を考えなければなりません。

 

Vintage2562 2ピース

 

しかし、もともと器が小さいのですな。

マニアックなことばかりに目が向いてしまう。

 

そういうのは儲からんのです。

 

Brightcaster Grip用 取り換えコネット

 

ただ、自分に正直な分野にしか働かない我が頭脳。

付き合っていくしかありません。

 

 Clevis 1702S ダウンリガーロッド

 

普段使っているビワマスロッドも発売を始めました。

開発している最中に運送料金が跳ね上がり、ワンピースで

 

作ると送れない事態に陥っております。

ですので、このモデルは最初で最後のワンピースモデル。

 

素材はSグラスになります。

これから発売していくトローリング関係のロッドはEグラスが主流になっていきます。

 

それはトローリングの場合のフッキングは、むこう合わせの部分が多く、

反発力の低い素材が求められるからです。

 

では、このSグラスの良さは何か?

専門的になりますが、ダウンリガーのクリップを外した感触が手に伝わってくるのです。

 

また、クリップが外れた瞬間、糸ふけが出るのですが、

Eグラスより早く収めてくれます。

 

これも感覚的なものですが、私が使っていて嬉しくなる部分なのです。

さらにワンピースの曲がりのスムースさは嬉しいものです。

 

いまどき、7ftのワンピースを発売するメーカーは馬鹿としか言えませんね。

問題は送料分、私が損をするだけのこと。

 

いいロッドは世に出さなくちゃね。

 

 

Mai Yamane - City Drive

彼女は、もっと注目されるべき人だと

思いますね。

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来シーズンのカヤックはこの2タイプですね。

モンベルさんから来シーズンのカヤック情報が発表されました。

トップウォーターのカヤックフィッシングにはサウンド9.5と

 

トライブ9.5がピッタリですね。

当社としては、この2種に集中して販売していきます。

 

サウンド9.5 2020年度モデル 予約受付中

Dapperは新色です。

 

ターコイズカラーとネイビーの

ミックスです。

 

私も欲しいかも?

 

 

 

グラスホッパーは明るめのグリーンと

濃い目のグリーンのミックス。

 

モスカモより全体に明るい色合いです。

 

 

絶対的な人気を誇るモスカモカラーです。

上の写真ではグリーンがはっきりと出ていますが、

 

もう少し渋い色合いの組み合わせです。

自然の中で溶け込むカモフラージュ系の色合いです。

 

サウンド10.5は輸入されません。

 

トライブ 9.5 2020年度モデル 予約受付中。

 

ターポン100がラインナップから消えましたので

シット・オン・トップ艇で3m未満のカヤックはトライブ9.5

 

のみとなります。

今回よりモデルチェンジしたものとなります。

 

シート部分の背もたれのデザインが変わります。

サイドのグラブハンドルも変わりました。

 

ボトムエッジの面取りが施され、スピードが出るように改良されました。

 

 

 

オレンジ系の色がお好きでしたらサルサ。

ブルー系の色がお好きでしたらデジャブがいいでしょうね。

 

 

シット.インとシット.オン、どちらがいいの?と

よく聞かれます。

 

サウンド9.5が発売される前は絶対、シット・オン・トップと

答えていました。

 

サウンド9.5が素晴らしかったもので発言がぶれ始めたのです。

それまではシット・オン・トップ信者でした。

 

硬いビーチマットに乗るようなもので開放感が気持ちいいのです。

足も自由に動かせますし、道具を適当においても落ちない。

 

おしっこだって、カヤックに乗ったまま出来てしまいます。

何より転覆した時の安心感が違います。

 

カヤックに10年乗ってきて転覆したのが2回。

転覆するのは、やってはいけない原則を犯してしまったときですね。

 

目の前でボイルがおこったのです。

釣り人としては、少しでも早くその場に行きたい。

 

一回目は足から乗ってひっくり返りました。ロッドも折りました。

2回目は急流を横に渡ろうとしました。ルアーが全部、流されました。

 

2回ともシット・インでしたが、シット・オン・トップでも同じ結果だったでしょう。

 

でも、乗っていただいたら一番、実感していただけるのですが

いま、売られているカヤックは本当に性能がよく、基本的に

 

転覆なんてしません。

何より、漕ぎ出した瞬間に得られる自由。

 

フリーを手にした瞬間の喜びはカヤックでしか得られないものだと思っています。

 

 

小沼ようすけ × 藤本一馬

小沼ようすけさんの活動はデビューのときから

注目してきたのですが、いまだに気持ちのいい

音楽を届けてくれています。

彼のトレードマークはギブソン335だったのですが、

最近はこのガットギターなんですね。

とってもいいと思います。

 

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「アナと雪の女王2」に涙ボロボロ。

2作目というのは難しいと思うのです。

1作目の評価が高かっただけに、お客さんは

 

もっといいものを期待する。

1作目に感動した私。

 

お金儲けの作品になっていたら嫌だな、と

否定的な感情を持っていました。

 

『アナと雪の女王2』- 予告編

 

歌が大きな魅力の作品です。

吹き替え版ではなく、字幕版を選びました。

 

始まりは、まぁ子供向けだからね、と。

しかし、謎を解くための旅が始まると、もう大変です。

 

息をつく暇もありません。

絶体絶命のシーンでは、すすり泣く音が聞こえてきます。

 

 

私もナチョス・チップスを持ち込んだのですが、

まったく食べる暇もありませんでした。

 

木の葉は紅葉した色合いは、再現できないと思っていましたが、

どうやるのでしょう?きれいに再現されていました。

 

ストーリーがどんどんと切り替わりスケールアップしていきます。

魔法を持ちながらも運動は苦手だと思っていたエルザが走り、飛び、

 

怒りの表情を見せます。アニメとはいえ、息もできない展開に

グッタリとしてしまいそうになります。

 

ラストは釣り人も納得のものでした。

 

普段は買うことのないパンフレットまで買ってしまいました。

 

何度でも食べたい。 あんこの本 (文春文庫)

 

古本屋で「あんこの本」を見つけてしまいました。

すでに腕いっぱいの本を持っていたし、定価と変わらない

 

値段がついていたので悩んだのですが買ってしまいました。

50歳までは、あんこ嫌いだったのです。

 

菅屋

〒665-0881
兵庫県宝塚市山本東3-9-4

 

 

 

いま住んでいるところに引っ越してきたころ、

嫁さんが菅家の金覆輪を買ってきました。

 

モナカも嫌いなので見た目でNGだったのですが、

経験のないものは食べてみたい気質なもので、一口、

 

食べてみました。瞬間、「気をつけ!」の姿勢になりそうでした。

いい仕事、している、と思いました。

 

ここからアンコは職人が作る作品なのだ、と考えたのでしょうね。

大好きになったのです。

 

映画『あん』

また、泣いちゃいましたね。

 

 

Kay Barry - It Might As Well Rain Until September

キャロル・キングが作曲したものです。

彼女のメロディーは、長持ちするもので、

いま聞いても楽しめるのですね。

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五十鈴Vintage2562ロッド解説

ヴィンテージは言葉の通り、かつて先輩アングラーが楽しんだ、そして積み上げたノウハウを集約したロッドとして生まれました。

全体のイメージとしては1960年代のアメリカの郊外でルアーフィッシングを楽しんでいた人たちが使っていたロッドに仕上げています。

 

Vintage2562 2ピース

 

トーナメントが登場する前の、純粋にルアーフィッシングを楽しんでいた人たちのロッドです。

ブラックバスだけではなく、トラウトもパンフィッシュも含めルアーをキャストし、針を外そうと必死に跳ねる魚を取り込むことを楽しんでいた人たちのロッドです。

週末、最高の時間を楽しむ釣り。そこで使われるロッドは数値で表される性能だけでは

満足できないもの。美しい自然の中に違和感なく溶け込み、実際に使うアングラーの喜びを与えるものでなければならない。

ヴィンテージは最新の素材を使いながら長く存在していたような風格を備えたロッドにしあげたのです。

 

 

以下、詳細データーを説明します。

 

1、長さ

グリップを取り付けた状態でです。

この長さはシングルハンドで投げる場合の、最も最適な長さになります。

遠くだけに投げるのであれば、長いほうがいいのですが、狙ったポイントに

ルアーを落とすことが難しくなります。

また、長いロッドは多くの人にとって使い切れないものです。

  1. 6ftのロッドで投げたほうが6ftのロッドより遠くへ飛ぶことはよくあることです。

ロッドの性能を生かし切って投げるからです。

短いロッドは軽く扱いやすいように感じますが、ロッドの設計として

しなやかさを生み出す部分を短くする必要があります。

結果、ルアーの演出が難しくなります。また、魚を取り込む際の

余裕が少なくなってバレが多くなってしまうのです。

五十鈴工業のサイズのリールと合わせるロッドとしては

  1. 6ftがベストの長さといえるでしょう。

2、素材

  日本製のカーボンファイバー素材を日本の長野県にある株式会社天龍の熟練工が

  ロッドブランクに仕上げます。Vintageはしなやかさを特徴としたロッドであるため

24トンカーボンをメインクロスに使用しています。天龍には世界最高品種のマンドレル(鉄芯)を所有しており、どのようなロッドでも作り上げる技術を持っています。

天龍の開発部と一体となって作り上げたのがVintageのカーボンブランクです。

 

3、継ぎ(ジョイント)について

ブランクの真ん中でつなぐピース構造となります。

ただし、グリップを取り付けた場合、ロッドのつないだ場所がバット側に位置するように設計しました。これは魚がかかった場合の一番負荷のかかる部分に、継ぎ部分が来ないようにするためです。

ジョイント方法も今では見られなくなったオーバーフェルールジョイント方式を採用しています。強度と耐久性に優れていたため、かつてのや、社などの名門ブランドが採用していた方式ですが手間がかかりすぎるため今では採用するメーカーがほぼなくなってしまったジョイント方式です。

  Vintageはあえてこの難しい方式のジョイント方式を採用しました。

伝統的な様式を守る心意気と考えてください。

 

4、アクションについて

誰にでも使いやすいライトアクションに仕上げました。

硬すぎず、しなやかさを生かしたアクションであるため、投げやすく、

幅の広い範囲のルアーを扱えるようにしています。

使用できるルアーの重さを5-21gとしておりますが、慣れてくるともっと

幅の広い範囲のルアーを投げることが出来るようになります。

これは、ブランクを細く、肉厚をあげた設計によるものです。

また、見えない部分ですが、極薄のカーボンシートを、バームクーヘンを作るように

何度も何度も重ねて作る製法によって粘り重視のロッドに仕上げたためなのです。

 

5、ガイドについて

日本の職人が手作りで作るキャスティングロッド専用のガイドを使用しています。

世界的に有名な富士工業でもキャスティングロッドだけを考えたガイドは作りません。キャスティングロッドでもスピニングロッドでも使える設計にしたものしか作らないのです。

  Vintageはキャスティングロッドです。ガイドの足は低いほうがいい。

また、ヴィンテージロッドで名品と呼ばれるロッドは全て足の低いガイドが使われていました。

よって、できるだけ低い位置にガイドリングが来るように設計した専用ガイドを

取り付けたのです。

名品と呼ばれるヴィンテージロッドにはアメリカのミルドラム社のガイドが良く使われていました。

このメーカーは宝飾メーカーから発展してガイドを作るようになったため、

性能だけではなく、美しさにおいて秀でていたのです。

ただ、現在に使用するには、ラインに傷がつきやすい問題があるのです。

  Vintageに使用したガイドはミルドラムガイドの美しさを引き継ぎ、ガイドリングは

日本の京セラリングを使用し、激しい仕様にも耐える機能を備えさせています。

 

6、グリップについて

アルミダイキャスト製のオフセットグリップは雰囲気を高め、またキャスティングの

精度を高めるために使用しています。

オフセットグリップを使用する理由は、通常のキャスティングロッドにリールを

置く場合、ロッドの上側に取り付けることになります。この場合、重いものがロッドの上に乗っていることになり、リールが下側に倒れようとする力が働いてしまう。

わずかな力であっても使い勝手に影響が出てくるのです。

オフセットグリップは比較的重量のあるリールをロッドの中央部分に置こうという

考え方から生み出されたものなのです。また、キャスト時においてもオフセットしたグリップは無理に手首をひねる必要がなく楽にキャストすることが出来るのです。

楽なキャストは正確なキャストにつながり、それは満足度に直結するのです。

さらに適度な重量は、キャストという動きの中心を作ることになり、正確なキャストと

疲れない動作につながっているのです。

一番大きなポイントとしてダイワやシマノが採用しない個性的なグリップであるところがカッコよさにつながっています。

もちろん日本製で品質に間違いはありません。

使うほど味わいが増していく道具は長年にわたってアングラーを喜ばせる大きな要素なのです。

 

7、ロッド袋について

日本の高級カバン職人に作らせています。

  生地も日本製であり、薄くても張りが出る生地を選んで使用しました。

  ロッド袋など、ロッドを保護出来れば十分だ、と考える方も多いでしょう。

  でも、そうやって作られたロッド袋は、すぐにほつれてきたり、

  シールが剥がれたりして長く使おうとは思えないものです。

  一流の生地を一流の職人が仕上げたものは長く使うほど味わいが増していくものです。

長く使うほど味わいが増す五十鈴リールを使うなら、その存在感に負けないロッド袋が必要だったのです。

 

 

 

moss bag・サコッシュ

 

上の文章は五十鈴工業さんからの依頼で書いたものです。

中国の方にも理解できる文章が欲しいというものでした。

 

ユーザーさんの姿が見えないため、いっぱい書いて五十鈴さんに編集していただこうと

多めに、普段より濃い感じで書いております。

 

このコラムを読んでいただいている方には新鮮な話ではないでしょう。

ただ、オフセットグリップの説明は知らない方もいらっしゃるかもしれません。

 

 松原 みき - 真夜中のドア 

昨日紹介した曲つながりです。

いい曲ですよね。

 

 

 

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トローリングロッドの出来上がり方。

実のところビワマス釣りに出会ったのは15年以上前になる。

しばらく休んだ後、天龍の塩澤会長の導きもあり、復活することになった。

 

いつも誰かのボートの乗せていただいて釣りをしていた。

気になるのはロッドである。

 

トップウォータールアーをキャスティングするロッドばかりを作ってきた

私にとって置いておくだけのロッドは新鮮であった。

 

置いておくだけなら簡単だと思うのだが先輩たちには良し悪しの基準があるようで

いろいろなロッドが使われていた。

 

Clevis1102E 3pc レッドコアラインロッド

 

フィッシングガイドの人たちは意外におおらかで

ロッドに対する不満は聞かれなかった。

 

だから一番悔しがる瞬間を観察した。

それは魚をばらした瞬間であった。

 

お客様に釣っていただくのが仕事。

出来るだけお客様に釣りあげてただきたいし、魚を持って帰っていただきたい。

 

ロッドをやわらかくする必要があった。

とはいえ、ラインの間に鉛が入ったレッドコアラインを100メートル程度ながし、

 

さらに水の抵抗の大きいドジャー(集魚版)を引っ張るのだ。

柔らかいだけでは使えない。

 

さらに70cmを越えるビワマスがかかる可能性もある。

 

 

それまでに売られていたレッドコアラインロッドを調べると、

もっと柔らかくしてもいいのでは、というものばかりであった。

 

あとは実際に作って試してみるしかない。

素材はグラスしかないと考えた。

 

Sグラス、Eグラス、UDグラスとそれぞれの素材で作ってみた。

太くて肉厚の薄いもの。細くて肉厚の太いものを作ってみた。

 

2ピースも3ピースも作ってみた。

そのうち、送料が高い時代に入ってしまい、3ピースでしか

 

開発しても意味がないようになった。

長さは10ftに絞った。

 

もっと長いほうがいいという方もいる。

しかし、実際に取り込むのは一般のお客様なのだ。

 

10ftを越えると重くなりすぎると考えたのだ。

 

 

フィッシングガイドの使い方は激しいものだ。

釣りが初めての方もロッドを使う。

 

シーズンなら毎日、釣りに行く。

場所移動では、ロッドをフロアに置いたまま、波を突っ切って移動する。

 

当然、ロッドはリールがついたままの状態で跳ねまくる。

耐久性を考えてEグラス素材を最終的に選ぶことにした。

 

 

トラウトロッドはクラシカルな雰囲気であるべき、と考えて

リールシートはアルミのパイプシートを採用した。

 

電動リールが取り付けられる太さのものを選んで取り付けている。

レッドコアラインロッドにはABUなら7000番以上、電動リールも当たり前に

 

使われる。そうするとリールの重さでロッドは下を向くようになりがちなのだ。

だからバットキャップは、底に十字の切込みがあるタイプを取りつけた。

 

ロッドホルダーのそこにはバーが取り付けられており、そのバーにバットキャップが

挟まり、ロッドの回転を防いでくれるのだ。

 

リアのコルクの長さも大切で、短かすぎるとロッドホルダーの縁にリールのスプールが当たってしまって

回転が悪くなることが多かった。

 

このため、最適な長さに設定した。

Eグラスのロッドに取り付けたガイドは富士工業製のPLKWSGである。

 

今年、発売が始まったばかりのものであるが、フットの間隔が狭くロッドアクションに影響を

与えることが少ないだろうと判断した。

 

ほんとは当社のオリジナルガイドを使いたかったのであるが、柔らかさのギリギリを

狙ったため、重さの面で富士ガイドを採用することにした。

 

ガイド位置も特徴のあるものでフォアグリップのすぐ上にバットガイドを取り付けている。

 

理由はブランクの力を最大限に使うためだ。

全体に柔らかくしたため、ブランク全体の力を使って

 

魚を引き寄せるようにした。

だから50cmを超えるような魚がかかると、ものすごい曲がり方をする。

 

もう折れるのではないか?と思えるほど曲がってしまうが、バレることはない。

今年、66センチのオスのビワマスがかかった際も、やばいほどの曲がり方をしたが

 

バレずに取り込むことができた。

 

 

これにはもう一つの理由もあって、グリップの内部まで1本のブランクが通っていて、

 

曲がっていないように見えても力を吸収してくれている。

プロガイドが使うためのスーパー・スロー・スペシャルロッドである。

 

こういうロッドは小さなメーカーでしか作れないもので

大きなメーカーはビビって発売できないでしょう。

 

特別なロッドは欲しい方は注目してくださいね。

 

Carole Bayer Sager It's The Falling In Love

名曲。

素晴らしい演奏。

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