人の手は、このような美しいものを
生み出すことが出来るのだ、と驚いてほしい。
手のひらに乗せて、じわじわとあふれてくる
喜びを感じていただきたい。
自分用に全部、置いておくつもりだったのですが、
人生であと何回、釣りにいくねん?
と考えると、もっと釣りにいく人に使って
いただくほうが、このリールも幸せだろう、と
考えたのです。
フライリールは、単なる糸巻やから何でもいいねん、
と言われてきました。
でも、そのように言う人はフライフィッシングをしないように
思います。
釣りをする時間は、その人にとって、もっとも大切な時間であるはずです。
その時間を演出する釣り道具は、選び抜いたものでなければならない。
その選ぶ時間も大切な釣りの一部であるし、大きな楽しみになるはずです。
少ない道具で行う釣りだからこそ、道具選びは慎重に大胆に楽しんでいただきたい。
奥居さんが作り出すリールは、大きな魅力をはらんでいます。
岡田社長は、釣り業界の末端で活動する
隠れた天才でした。
古くから釣り業界で働く製造業者は、メーカーや
問屋さんの陰に隠れ、人に知られることはなかったのです。
そのようなことは何も知らない私と藤原君が突然、大阪から
現れ、ほめたおし、岡田製作所のオリジナルガイドを買っていきました。
オリジナルガイドつくりは、完全に、いきずまっておりました。
だから、岡田社長との出会いは、神様に出会ったような気がしたものです。
オールドスタイルのガイドは、必ず聞かれることがあります。
PEラインを使っても大丈夫ですか?と。
岡田さんは、SICリングを持っていたので、そのリングを装着することに
よって、お客様の不安も説明不要の状態になりました。
岡田さんは、クリスタルガイドの説明を相当にしてくれました。
その時は、ピンとこなかったのですね。
それが、時間がたつほど気になりはじめました。
シンプルに美しい。
リングを光に透かせると、うっとりします。
岡田製作所さんは、クリスタルガイドを何十年も売り続けて
きたのです。
私の、心配しすぎなのではないか?
Satori1603 赤クリスタル&ゴールド・クリスタルガイド
いまは、まったく気にしていません。
削れたり、割れたりするなら交換すればいいのです。
ブライトリバーは、自社でロッドの組み立てを行っているため、
ロッドメーカーに修理をだすより早く対応できます。
人生の大切な時間に美しいものを使う。
シンプルで、当たり前のような気がします。
]]>
グリップだけでも、在庫を揃えたいと
考えています。
お客様が欲しいと思ったときにお届けしたい。
同時に選択肢も提供したいのです。
道具選びは、楽しい時間。
選べないより、いろいろと比較して、
考える時間を持ちたい。
流行りや、人のうわさに流されず、
自分中心の考えで選んでほしい。
ブラックバスをトップウォータープラグだけで釣る楽しさは
不変なもの。
でも、みんなで盛り上げていかないと、
昔の変人扱いされた時代に戻ってしまう。
みんなで楽しいつながり、作っていきましょう。
Jesse Barrera feat. Nieman & Melissa Polinar "What We Found"
]]>
連絡が入りました。
先週のことです。
すぐに取りに行ったところ、臨時休業であったため、
今日、引き取りに行きました。
有馬玩具博物館のSHOP店員さんには、私の
もっているコレクションを伝えてあり、
持っていない作品が入荷したら、すぐに連絡を
もらえるように、お願いしているのです。
原田さんの作品にこだわるのは、オートマタというものに、
興味を持つきっかけが、彼の作品であったのです。
私のことですから。オートマタに関する情報を
手に入る限り集め、調べました。
手に入るものは、買ってもみたのです。
好みの問題でしょうが、原田さんの作品が
ダントツによかったのですね。
私も、モノつくりをする人間ですから、
どうやって作っているかがが、とても気になります。
そして、これは作れないなー、と。
技術的なこともありますが、形状、仕上げ、
塗い、駆動システムのすべてに通じる遊び心ですよね。
これは原田さんの最大の特徴だと思います。
間もなく北京での展示会に行かれるとか。
北京に行っちゃえば、大量の注文が入るに決まっています。
まずいなぁ・・・。
原田つながりで、タイガー"D”ワックス、
入荷しています。
ブラックバスの本格シーズンが始まる前の儀式として
グリップにワックスを塗る。
ルーティーンにしたいものですね。
いい曲名ですね。
ラジオから彼女の歌が聞こえてきて、
無茶苦茶上手いやん、と気になりました。
]]>私が扱う手仕事の商品は違います。
recycle salecloth toto bag 在庫中。
作り手がやりたいようなものを
作ってもらいます。
世の中は、モノであふれておりまして、
差しさわりのないものないものなど、作る必要は
ないと思うのです。
ひどい言葉で言えば、ゴミを増やすだけ。
私たちは、ゴミにならないものを作らなければ
なりません。
では、どう作るか?
作り手が、楽しみながら作るものがいいのです。
名前をさらし、責任を負って作るものがいいのです。
持っているアイデアは、すべて出してもらいたい。
よそで、売りにくい、と言われたものであっても、
自分が売りたいのであれば、そのようなものを
作って欲しいのです。
上の写真は、私が10年以上使ってきた
リサイクルセイルクロスを使ったトートバッグ。
写真はきれいに映りすぎていますね。
もっと、汚れ、やつれています。
でも、その、やつれかたが、いとおしい。
まだまだ、使っていこうと思わせてくれます。
すぐに顔を隠そうとする本山くん。
無理やり笑顔になってもらいました。
友人用にペンのレベルマチック用のハンドルを作っている、
というので、どんなヤツ?と説明を聞いていると、
ドラえもんのタケコプター、みたいなやつやな、と。
たぶん、馬鹿にされたと思ったのでしょう。
今日は改良型を持ってきました。
ひと目見て、カニスプーン型やね!といって笑わせました。
まぁ、ショックを受けたかもしれませんが、笑いながら切磋琢磨
していくのが私の付き合い方、
出来る人にしか、そのようなことは言いません。
変なモノ、作って!
といつも言っております。
カニスプーン型のプレートには、カニカマに見える素材で、
ノブの形状はカニの目やね、と提案しました。
これだけ言えば、相当、悩むでしょうね。
本山くんが、どのようなリールハンドルを作り出すか、楽しみですね!
]]>
各3本となっております。
タマタマルアーさんに、下処理などをお願いしておりますが、
すぐには出来上がりません。
4月半ばぐらいまでは、何もない状態になるかもしれません。
特にポリッシュフィニッシュは、次、いつ作ることが出来るかな、
という状況です。
ポリッシュフィニッシュは、今後、チャッカークラッシック優先で
作って行きます。
結局、手間がかかりすぎるのです。
こういう商品を作ってはいけないようなぁ、という
経営者としての視点と、きれいなものは持っていたい、という
個人的な視点がありまして、悩ましいところです。
イベントに出ることにしました。
日常業務を考えると、イベントに出られる身分とは
いえないのですが、体を休めることも必要だろう、と
事務所から逃げ出すのです。
もともと、先のスケジュールを決めたくない性格です。
出来るだけ、自由でいたい。
でも、人付き合いは、やめられませんから「空いてるか?」
と言われれば、空いてるのです。
どちらもトラウトのイメージが強いようですが、
バリバリのバスタックルを持っていこう、と
今は思っていますが、さて、どうなるでしょう?
定休日が消え去った今、自由になりたい。
]]>
こんなことは初めてです。
感動しました。
本山くんに電話したのが朝の10時39分。
先日、お話しましたがシングルコルクやレギュラーコルクに
使用するバットキャップが、無くなってしまいました。
突然、本山くんに相談してみよう、と思ったのです。
すぐに困っている、と相談しました。
するとどうでしょう?
夕方の6時過ぎには、本山くん、自ら納品してくれました。
とってもきれいな仕上がりです。
お願いした以上の品質でした。
無理したんじゃない?と尋ねると
ブライトリバーだから対応しました、と。
嬉しいですよね。
ちいさなパーツだからブログを読む一般の方には、
この、ありえなさ、が伝わらないかもしれません。
ブライトリバーが使用する金属パーツはすべて専用設計であり、
工場にお願いして特別に作っていただいております。
とはいえ、小さな会社の出せる仕事の量は大したものではなく、
後回しにされたり、ちょっと指示内容と違った仕上がりで納品されて
しまうこともあるのです。
そのたび、修正してもらうのですが、これがさらに大変な作業で
ストレスがたまります。怒ってしまえば、次からやってもらえません。
こちらにも甘さがあって、前回と同じで、と設計図をつけずにお願いしてしまう
ことがあるのです。
みなさんは、納期って決まっている、と思われるでしょう。
しかし、現実は、なかなか・・・です。
こういった話は、お客様にしても仕方がないし、恥だと思う方も
いるでしょう。
ですから、仲間内だけで話す内容となるのです。
それだけに、今日の大事件は、心に残りました。
大切に使いたいと思いますね。
原田くんがタイガー"D”ワックスの追加分を作ってくれました。
前回、一瞬で売れてしまっておりました。
私も、原田くんも、こういったものがどれほど売れるのか、
全く予想できませんでした。
ただ、私は、面白い、と思ったのです。
普通、売っているものを買うでしょ。
アマゾンを除けば、いくらでも似たようなワックスは
売っているでしょう。
なぜ、自分で作るのか?
作らなかければならなかったのか?
この辺りは、原田くんが名古屋のJFLCCのイベントに参加されますので、
直接聞いてほしいのですが、売っているものでは満足できなかったのですね。
考えてみれば、この考え方。
私がロッドやルアー、リールをオリジナルで作る考えかたと同じなのですね。
私は、ウッドワックスに興味を持たなかったけど、
木工の専門家である原田くんがウッドワックスを作るのは、当たり前の作業で
あったのかもしれません。
でも、実際に作った人は、聞いたことがないなぁ。
LKドラッグ(丸型) Brightliver用 (アルミ素材)
バスをもった普通のオッサンに見えますよね。
武田栄君や私がリスペクトする、アメリカのレジェンド・フィッシャーマン。
レフティー・クレイさんです。
フライ・フィッシングを専門とする方で、淡水だけでは無く、
ソルト・ウォーターのフライフィッシングのスタイルを確立した人でも
あります。
当社で販売しているLKドラッグのLKは、このオジサンをリスペクトする
気持ちから付けました。
レフティー・クレーが使っていたABU6000に大きな丸型のドラッグが
取り付けられておりました。
これがとても使いやすそうでした。
本山くんに画像を送ると、すぐに作ってくれたのです。
フィールドに持ち込み、使い心地をテストすると、すぐに
売ろう!となりました。
Kenny Loggins & Michael McDonald - What A Fool Believes (feat. Aretha Franklin)
売るためだとは思うのですが、有名な3人が
そろって、マイケル・マクドナルドの名曲を
歌ってくれる。
純粋に、嬉しいですよね。
]]>漢方成分を調べ、他社のものを試しておりました。
いろいろな種類を飲むもので体が反応出来なくなったのでしょうね。
朝から嵐と洪水が一気に訪れ、おぼれておりました。
丁寧な接客がありがたい郵便局で、市民税を
払おうと待っておりました。
前のおばさまが次々と質問し、担当者がいちいち
丁寧に答えるものだから、なかなか私の番に回ってきません。
怒ってはいけない、怒ってはいけない・・・
局内には担当者のほかに3人がいました。
「ちょっと、おまえ、なんとかしろ」と。
下品な言葉が出てしまいました。
バイクの車検が終わったと連絡があり、
引き取りに行きました。
消耗パーツを交換し、ブレーキやクラッチレバーの
クリアランス調整をしていただいたのですが、
買ったときの感触がよみがえりました。
機械がいいのは、調整すれば良くなることです。
リールも同じこと。
ぜひ、自分で分解してください。
古いグリスをふき取り、新しいものにするだけで、
使い心地が大きく変わります。
この嬉しさを体験してしまうと、分解するのが
楽しくなってきます。
自分のリールになっていくのです。
橋本製作所に、ハンドルノブを預けていまして、
どう組み立てますか?と聞かれながら2か月ほど
放っておきました。
といいますが、毎日、今日やろう、と思って会社に来るのですが
次々、ドラマが起こるもので後回しになってしまっておりました。
新しい形状のシングルショートハンドルを作ります。
新しいと言っても、ビンテージリールから影響を受けた
シンプルな形状ですから、懐かしい、というイメージになるかも
しれません。
このハンドルプレートを切り出してもらったのも、ずいぶん前で
いろいろと遅れているなぁ、と思いながら、おいしいものは
後に残していくタイプですから、と言い訳も用意してあるのです。
]]>
散らばっておりました。
共同スペースで作業をしているため、吉井君も
気分が悪かろう、と朝一からグリップを組み立てました。
黒ベイクのラフカットやレギュラーサイズがなくなっていて、
追加生産しようと在庫を調べました。
なんとなく茶ベイクの在庫が多い気がしたので、
何本が、シーズニングしたら面白いかも?と。
直射日光が当たる部分に並べました。
どう、色が変わっていくか楽しみですね。
関西金属さんにエボナイト素材を預けていて、
これを使い切る計画を立てました。
効率を考えれば、バリエーションを増やすべきなのです。
しかし、中身がバラバラな脳を持つ私。
効率なんて、くだばってしまえ!
なのです。
橋本君のところにも、パーツを預けているのですが、
これも形にしなっくてはなりません。
ただ、パーツの数がバラバラで、どう組み合わせるかに
相当な想像力がいる。
エクセルに入力して計画を立てるのですが、
考えれば考えるほど魔界へ突入していくのです。
岡田製作所さんには、毎月、オーダーを入れることに
しているのですが、今月、忘れていました。
冷汗をかきながら計画を立てファックスを送りました。
岡田製作所は世界でも最後のオアシス。
手作りで、量産できるガイドメーカーは、ここしかありません。
富士ガイドだけで満足しているロッドビルダーは、どうかと思いますね。
あっ、言いすぎましたね。
SSウッドの在庫がなくなり、リバーマスターも、ほとんど
在庫がなくなりつつあり、やばいなー、と思っていたら
冷汗が出てきました。
シングルコルクなどに使っているバットキャップがなくなっています。
吉井君に聞いたら出てくるよね・・・と聞いてみたら、
吉井君もあるでしょ、と探してくれたのですが出てきません・・・・。
ついこの間、作ったと思ったのに、それがいつだったか思い出せません。
現実逃避するより、メーカーに連絡でしょ!
なんですが、どうせ作るなら、黒とか真鍮とか、作ろうかな、と
考え始めるから、注文を出すのが遅れてしまう。
ええ加減にせえ!!
またスタンリー・クラークか!と言われそうですが、
車の中で適当にiPodを流していたらこのメロディーに
やられてしまいました。誰だろう?と調べたら
スタンリー・クラークがピッコロ・ベースを弾いているんですね。
なんやねん、こいつ、すごすぎるやんけ!
]]>
モスバッグを引き取りに来てくれました。
54の数字が入っていたのですが、偶然なんでしょうか?
今年、彼は54歳になるそうです。
そりゃ、嬉しいですよね。
2階に店舗スペースを作りました。
私が喋りすぎて仕事にならないだろう、という
根本的な問題が怖くてOPENさせておりません。
ただ、スペースが出来たのは事実ですから、ここに
おくモノは、私が面白いと思うものなら何でも並べようと
考えています。
面白いものを作っている仲間もいますし、
サンプル的に作って、販売してもいいものは売ろうと
思っています。
あとは、私がどこまでおもいっきれるか?
自信がないけど、面白いものをそろえる自信はあります。
人には悩みがあるのですね。
ブライトリバーで販売しているドラグスプリングは
アンバサダー2500シリーズに使用できま
という質問が来ました。
なにやら、ドラグの緩め設定がしにくい、とのことで、
このパーツを流用できないか?とのお考えのようです。
実に面白い質問で、テストしてみたいのですが、そのような
贅沢な時間を用意できない私。
ABU5000を用意し、ドラグスプリングを合わせてみました。
スッポリです。
これには驚きました。
ここまでは、私の方で試したので、あとはお客様の方でテストをして下さいねー、
と回答しました。
次は、PENNのレベルマチック920を分解したら
組み立てられなくなった、どこかいい店、知りませんか?と
いう質問。
パーツリストをPDFで送り、ゆっくりと丁寧に作業すれば
組み立てられますよ、と励ましました。
どのようなリールであっても、人間が設計し、
作ったものです。
パーツの機能を考え、どこにあるべきか?と
作業を進めていけばいいのです。
一般の方なら、時間をかけてもいいじゃないですか?
幸い、ペンの920なら構造もシンプルです。
ABUと違うのは、フレームがリベットで固定されていないこと。
全てのネジを、めいっぱい締めこんでしまうとスプールが
こすれ始めることもあります。
プレームに接続する長いネジがあるのですが、このネジの
締め具合は、研究された方がいいでしょう。
”TRUNK HOPPING”というテクニックが
紹介されているようなのです。
Chat GPTで調べると、ラン &ガンで釣り場を
移動しながら、さかなを釣る方法、なんて説明が出てきました。
ほんとかな?
ちょっと、違う気もします。
この雑誌を手に入れるしかないか?
日本には、送れない、と書かれている。
テクニックを使うかな?
ちょっと、面倒ですが。
いまの、若い人には聞いてもらえないだろうな。
]]>
ほめ殺しでも構いません。
彼ら、彼女らは、照れ屋さんが多く、嫌がるかもしれませんが
ほめてあげてください。
使う人に喜んでほしくて働いているのです。
手にして喜んでいる気持ちを言葉にして
伝えてあげるのが一番のごほうびなのです。
最近、井上君にカバンの注文を続けて出しているのですが、
友達の玉井君がモスバッグの注文をくれたよ、と伝えると、
上のようになりました。
セイルクロスには、一部に番号が入っているのです。
通常は、その部分を避けて、カバンに仕上げるのです。
番号の入っている部分は、特別なときに取っておくのです。
モスバッグをすでにいっぱい持っているのに、新たに注文を
くれた、ということで気分がよくなったのでしょうね。
少しモノつくりを休んでいて、久しぶりに作った人も
ほめてあげてください。
モチベーションをあげるのって、大変なんですよ。
自分に厳しい人ほど、難しい。
素材があっても、機械があっても、作れるものではないのです。
完成した作品に作り上げるのって、やる気を丁寧に積み上げ、
気持ちをこわなさいように、細心の注意を払う時間を続けて
奇跡的に実現するものなのです。
前に作ったことがあるものだって、同じ過程が必要です。
だからこそ、大いにほめて、ありがとうと、伝えなければなりません。
ラバーリングの追加分が出来上がってきました。
みなさんのおかげです。
一回だけ作って終わりでは、製造してくださったメーカーと
いい関係が築き上げられません。
もっと、面白いものを作るためには、つながる関係作りが
欠かせないのです。
モノつくりは、人のつながりを作ることです。
同い年で、釣り友達でもあるモンベルの渡辺さんがいいことを
書いていたので、紹介します。
「“SPORTS
つまり、
“SPORT”のニュアンスが強いものになります」。
競技スポーツは勝敗を決するものが大半で、
しかし、
「アウトドアスポーツの魅力は、
“屋外で自然に親しむこと”
私を例に出すと、
、
続けて、渡邉さんはアウトドアビギナーの方に向けて、
「たとえば、大阪市は大阪城があり、淀川が流れ、
ウォーキングする際、
普段は、釣りの話しかしないのですが、きちんと仕事も
しているようですね。
Everybody Loves the Sunshine · Destruments
わかりやすい曲を選びましたが、
彼らのセンス、なかなかにすごいと
思っております。
他の曲も聞いてみてください。
好き嫌いは、はっきりと出ると思いますが。
]]>
ため息が出ますね。
いろいろと問い合わせが来ておりますが、
惚れたら手に入れておくことが正解だと思います。
私ごときが、KINEYAリールを解説するのを奥居さんは
好まないでしょう。
見れば見るほど売りたくない、と思いつつありまして、
困ったものです。
まだまだ知らない人たちがいるものですねー。
この人たち、強烈です。
CD、日本では手に入らなくて、ダウンロードするしか
ないのですね。
CD、欲しい。
]]>
ドキリとするのです。
よくぞ、作ってくださいました。
キネヤを廃業します、と宣言されたとき、
もう美しいフライリールを手にすることが
出来なくなるのか?と不安になりました。
私の写真が追い付いていないのが残念ですが、
ため息が出るほど美しい。
このようなフライリールがつくることが出来るのは、
奥居正敏さんだけです。
美しいものを見続けてきた人が到達する世界なのでしょう。
美しいものだけを求めてきた人が作ることが出来る
フライリールなのでしょう。
今回は、自分の分も確保します。
今日も私がは、グリップつくり。
楽しいですね。
これまで得意な人がやればいい、と藤原君や
北井君に任せておりました。
私は組み立てに参加したことがなかったのです。
少しずつですが、自分のやり方が見えてきました。
自分のやれることが広がっていくのは
嬉しいですね。
Minyo Crusaders/民謡クルセイダーズ - Kaigara Bushi/貝殻節
こういうのって、嫌だな、と思って聞き始めたら、
いいかも・・・、面白いやん!と
変化してきました。
]]>ないと思っていたら2階の店舗スペースに展示していました。
SATORIと名の付くロッドは、特別なロッドです。
その存在としてブライトリバーを代表しています。
小細工はしません。
堂々としたトップウォーターロッドに仕上げています。
具体的な説明もしません。
私が真剣に釣りをするときに使うロッドです。
SATORIを作る際に、どうしても会いたい人が
いました。
上の動画に出てくる岡田社長です。
大阪の和竿さんで見たガイドに興味を持った私は、
お金を払いながら聞きました。
このガイドはどこで作られているのですか?と。
よくわからないけど埼玉とか茨城のほうで作られているのと
違うかな?との回答でした。
よし、少なくとも日本で作られていることがわかりました。
あとは、電話帳とインターネットで探すだけです。
茨城県にそれらしき業者をみつけ電話しました。
すぐに行きます、と。
「えー、大阪から来るの?」と驚かれました。
SATORIに最初に採用したガイドは、岡田製作所が
持っている、ローツルガイドとハイツルガイドの
組み合わせでした。
その後何年か、関係を続け、オリジナル形状のガイドを
作っていただくことが出来ました。
我々のような小さなメーカーがオリジナルガイドを持つなんて
夢のようでした。
いまだ、夢の中におります。
]]>
追加生産分が仕上がってきました。
うーん、気分がいいですね。
一つひとつ組み立てるのですが、ひとつ一つ、違っています。
全体で、パッと見たら同じですが、実際に手に触れて
眺めてみれば、違っているのです。
CHUCKER CLASSIC ANTIQUE METAL FINISH
私のヴィンテージタックル好きの根本的なところからの
喜びが湧き出てきます。
津波ルアーズさんも、これ何?と手にして
しばらく眺め、「いいやん、というか無茶苦茶いいやん」と。
嬉しいですね。
嬉しい釣り道具は、おせっかいな気分を押し上げてくれます。
アンティークメタルフィニッシュ、ぜひ触れて、感じてほしいです。
Yussef Dayes | Live at North Sea Jazz 2023
Yussef Dayesというドラマーを最近知りまして、
自分の中で、来ています。
なぜか惹かれるのです。
Tom Mischと一緒に、やったりしているのですね。
以前から、聞いていたのですね。
]]>
届けられない。
朝から車を走らせ、渡してすぐ帰ろうと思っていた。
2時間ぐらいの弾丸トークです。
チクナインで克服したはずの花粉症が、私の性能が低下したのでしょうか?
セキは出るし、目がかゆい。
昼過ぎに会社に入り、きょう発送しなければならないものを
急いで準備していると、アカシブランドの明石くんが来てくれた。
今回作った明石君のロッド、すごいよね!
とか話していると、すぐに6時になってしまう。
そりゃ歳もとりますわ。
明日は、琵琶湖で桟橋つくり。
いろいr作ってきた私ですが、まさか
港の桟橋まで作るとは思わなかった。
もちろん、お手伝いですが、貴重な体験です。
recycle salecloth toto bag 在庫中。
久しぶりにモスバッグの話を書いたのがよかったのか、
いくつかご注文をいただきました。
トートバッグの話も書いておきます。
トートバッグは、日本なら一澤信三郎帆布さん、アメリカでは
LL BEANが有名ですが、かなり丈夫な布を使い、箱のような
カバンになっているのが特徴です。
トートバッグ好きの私。もちろん、前述の2ブランドのものや、
いろいろなメーカーのものを使っているのですが、井上君の
リサイクルセイルクロス・トートバッグは驚きました。
とっても軽いのです。
普通、軽い生地は薄く張りがないから、カバンが自立せず、トートバッグに
仕上げることが出来ません。
薄いくせに張りもあるセイルクロスだからこその、仕上がりとなっておりました。
そして、使う時間がのびるほど、生地が柔らかくなっていって、クタッとした感じに
なっていきます。
それでも、カバンはつぶれません。
ちょっと高さが低くなったかな、と思う程度で、しっかりと
自立しています。
ブリキ缶の追加分が出来上がってきました。
まだ、私はオリジナルフックを作るつもりなのでしょうか?
日本で作られるブリキ缶は消えゆく運命でしょう。
以前、このブリキ缶を扱っていたメーカーは消滅し、いまは
その会社で働いていた人たちが独立し、生産を続けていただいて
おります。
ブライトリバーのオリジナルガイドを作ってもらっている岡田製作所も
そうですが、最後の砦、注文を出し続けないと消滅してしまうかもしれません。
そして次は無いのです。
ブリキ缶に関しては、海外で見つかるかもしれません。
でも、いまの親しみのある雰囲気なのに精度抜群のブリキ缶に
出会えることは、無くなるでしょう。
惜しい、と思ってしまうのですね。
Snail Mail - "Easy Thing" (Official Audio)
]]>
彼が、魔法のレシピで作り上げたワックスがあったのです。
聞くと、木製品に加え、ウレタンコーティングされた木製品にも
使えるし、革製品にも使える汎用性の高いワックスである、とのことでした。
即、売らせてください、とお願いしたのです。
そんなに在庫がなかったようで、作って届けるとのことで、
本日、納品に来てくれました。
なにせ、原田くんが考えに考えたレシピで
自ら練り上げて作るとか。
話を聞けば聞くほど興味が出てしまったのですね。
うちのウッドグリップの手入れにピッタリだと
考えたのです。
値段を聞いていなかったのですが、¥1,100円ですって。
安すぎですよね。
そう伝えたのですが、原田くんは気軽に使ってほしい、と
いうことでした。
以下、原田くんの説明です。
【ウッドケアワックス使用方法】
・塗布する木製品をウエス等で汚れを落して下さい。
(傷や取れない汚れは乾式ペーパー#400でサンディングしてください)
・ウエスに少量ワックスをとって木部に擦り込むように塗布します。
・乾いたウエスで軽く拭いて余分なワックスを拭き取ります。
・ 8時間程度乾燥させて乾いたウエスで磨けば完成です。
(ファイバータオルなどで磨いてもきれいな艶が出ます)
【注意事項】
・使用後は蓋をしっかり閉め、直射日光を避け保管してください。
・口に入れても大丈夫な天然素材の成分のみで調合していますが
直接口には入れないで下さい。
・お子さま、ペットの届かない所へ保管して下さい。
原田くんがつけた名前は、ウッドケアワックスなのですが、
汎用性が高いという話を聞いて、「タイガーバームみたいやんけ!」
と、一人で盛り上がってしまい、その時、
勝手に名前を付けてしまっておりました。
タイガー原田ワックス。
略して、タイガー"D”ワックス。
なんの略や?と聞かれると
原田くんは、仲間からは、「はらディー」と呼ばれているのですね。
だから”D”。
これまで私は、当社のウッドグリップにターナー色彩社の
アンティークワックスをお勧めしておりました。
だれにでも手に入れやすいものをお勧めしたほうがいいだろう、と
考えたのです。
ただ、補修する程度なら量が多い。
また、ターナー色彩社に知り合いはいない。
原田くんが責任をもって作ったものがあるなら、
こちらの方を売ったほうが私も嬉しいし、原田くんも嬉しいのではないかな、
と考えたのです。
普通、このようなワックスを自分で作ろうとは思わないでしょ。
そこに原田くんの面白さがあると思いますね。
注文を受けてから作っていたモスバッグを
在庫しました。
1枚ずつですけどね。
どうせなら、と今まで作ってこなかった色も
作ってもらいました。
写真のものは、テント生地として使われる
ターポリンを使用しています。
水にも強い素材です。
釣り用にはピッタリな素材だと思っております。
]]>
軽い、を求めると弱くなる。
誰だって軽くしたい。
でも、道具は強くあらねばならない。
相反する要素のバランポイントは、どこにあるのか?
眠れぬ夜を繰り返す問題で、結論を出すには相当な
勇気がいるのです。
以前、バンブーロッドを作ったことがありました。
お客様に折れた、と言われました。
どうしたの?と聞くと雷魚を引き抜いた、と。
極端な例ですが、お客様は、丁寧に使ってくださる
方ばかりではない、という視点を忘れてはいけないのです。
かつて、マグネシウム素材のチャッカーを発売しておりました。
アカシブランドの明石君が折りました。
明石君はプロのフィッシングガイドであり、使用頻度が一般の釣り人にくらべて
とても高い。
しかし、評判としては、折れた、という言葉だけが伝わっていく。
そういう評判を私が覆そうとしても無理なのですね。
リバーマスターを開発したときも、藤原君が穴をあけようとしました。
勘弁してくれ、と言いました。
開発にかける時間と費用は想像を超えておりました。
一度、発売して、その後、本当に釣ようと思えたら、
穴をあけようと言いました。
穴をあけても簡単に軽くはなりません。
軽くするためには、穴を開けまくらなければなりません。
その時、強度にどのような影響を与えるのか?
彼の体力は、すでに限界に来ておりました。
穴を開けることを許可していたら、彼の人生はもっと短くなり、
リバーマスターは完成しなかったでしょう。
軽い、を求めるのは当たり前のこと。
誰もが考える自然な流れです。
ただ、私たちは品質に責任を持たなければならない。
眠れぬ夜は、消えないのです。
Keisha Christian Having My Heart Broken By You [Official Video]
このシンプルな伴奏で、この迫力。
出せるもんじゃないですよね。
]]>気を許すと目がかゆくなる。
喉もたまに痛くなる。
しかし、注文が入るのでチャッカークラッシックを
組み立てなければならない。
手を洗って作業をするのだが、目をこすれば、
また、手を洗わなければならない。
4階には、水道がないので、3階まで何度も
降りる。
いい運動になっています。
CHUCKER CLASSIC ANTIQUE METAL FINISH
アンティークメタルフィニッシュを発売してから、
偶然でしょうか?セミダブルグリップの要望が
多くいただいております。
ありがたいですね。
でも、長いグリップは接着に気を使います。
短いグリップの要望が増えればいいなぁ、と
思いながら作業を進めております。
カヤックでバス釣りに行くときには必ず
ターポリン素材で作った
モスバッグを持っていくのです。
ルアーや水、プライヤーにボガグリップ。
何でも放り込んで持っていくのです。
この前、そのモスバッグが見つからなかった。
きちんと探せば出てきたのかもしれないが、早く釣りに行きたいもので
X-PAC素材のものを持っていくことになった。
やはり、財布や本が濡れてしまった。
自分が悪いのに、腹が立った私。
井上君に、モスバッグの注文を出しました。
テント用素材として使われるターポリンは、水を通しませんから
カヤック用にぴったりなのです。
縫い目を圧着させる機械を持っていないので完全防水とは
いえないのですが、構造で水が入りにくいように工夫を
しています。
私は、十分な性能だと思って使ってきました。
リサイクルセイルクロスは、相当に気に入っている素材です。
ヨットに使われていたセイルクロスで、使われなくなったものを
再利用してモスバッグに仕上げるのです。
軽いのに十分な強度を持ち、風雨に長時間さらされたセイルクロスは、
本来のカタさが和らいで、いい感じの表情になっているのです。
使い込んでいく楽しさがある素材ですね。
リサイクルセイルクロスは、トートバッグに仕上げても
いい雰囲気になる素材です。
私は、10年以上使っていますが、手放せないものになっています。
I Think We're Alone Now · Xavier Dunn · Sarah Wolfe
Xavier Dunnという人。
まだ調べていないのですが,Youtubeを
聞いていくと、いい感じです。
才能を感じます。
]]>でも間に合わない。
吉井君は、津波ルアーズさんの仕事中なのです。
私が組み立てるしかない。
まず、L字金具を固定するためのステンレスピンを
加工します。
先端をつぶすのです。
ピン穴に通したとき、くさびがハマるようになって
固定されるのです。
L字金具にピンを差し込みます。
手で刺しこんでから、ポンチで打ち込みます。
L字金具に、クランプボルトを
装着します。
グリスを付けてから、差し込みます。
3本爪を広げます。
広げた3本爪をブランクに取り付けます。
ここでもグリスアップが必要です。
CHUCKER CLASSIC ANTIQUE METAL FINISH
ヘッドキャップを取り付けて完成です。
ヘッドキャップの内側にも、グリスを塗ります。
外注先を探したほうがいい作業なのですが、
自分でやらないと気が済まないんですよね。
経営者としては、ダメなタイプです。
間違いなく。
韓国の方ですが、国をあげてショービジネスを
推進しているからなのでしょうか?
素晴らしい才能です。
ライブ、聞きたかったな。
]]>
1996年とか1998年ぐらいだったと思うのですが、
面白いなぁ、と思ったのは色使いでした。
今から思えば、みんなテクニックは大したことがなかったのですが、
吉野君のルアーは、オールドアメリカンルアーのニオイがしました。
ウッドルアーなのに、チープなプラスティックルアーのように
見えて、興味深く眺めておりました。
チープと書きましたが、これは私なりの誉め言葉でして、
チープな雰囲気は出そうと思っても出せるものではないのです。
ハンドメイドで作っているので、安くは売れない。
みんな、ひたすらきれいなルアーを作ろうとします。
みんながきれいを求めていくと、特徴が出しにくく
なります。
吉野君も、きれいを求めていたのかもしれませんが、
私は、いいもん、持ってるなぁ、と感じていたのです。
ビーマイビーバークラシック・アイラ3の
カラーをどうするか、と尋ねられた時、売るだけを考えるなら
チャンボオレンジを塗ればよかったのです。
でも、久しぶりに、吉野君のオールドアメリカンルアーのような
カラーを塗って欲しいと思いました。
こういう色合いは、吉野君にしか塗れないのではないかな?
この形のルアーであれば、簡単に誰もも動くでしょうし、
思ったよりも、細く仕上げているので、引き抵抗も少なく
ラクチンに動かすこともできるでしょう。
ポーズで、漂うわせるだけでもアピールできる優れたルアーですね。
アンティークメタルフィニッシュを初めて発売したときは
上の写真のスタイルでした。
ヘッドキャップだけ黒のラージヘッドキャップをつけておりました。
アンティークメタルフィニッシュは、久しぶりに発売することになります。
久しぶりで、黒のラージヘッドキャップバージョンも発売することにします。
]]>
ブライトリバーの事務所に来てくれました。
嬉しいですね。
新しい店舗スペースや、ルアーを塗装するブース、
磨き作業や木材加工をするスペースを案内しました。
彼と話をすると、ブラックバスは、かわいいね、という話と
トップウォーターはカッコいいよね、という話で盛り上がるんですね。
4時間以上、話していたと思いますね。
釣りだけじゃなく、地域の美味しいものを食べたり、観光したり、
それらを含めてトップウォーターの楽しみだ、という話に
激しく共感しましたね。
ぜひ、小楠君に会って、なんでもいいから話をしてみればいいと
思いますね。
彼の楽しい世界観に、巻き込まれてしまうのも、幸せへ向かう
近道かもしれませんよ。
小楠君と話していて、ほとんど仕事をしなかった
私ですが、午前中は、アンティークメタルフィニッシュの
チャッカークラッシックを組み立てておりました。
まぁ、大した数は作れなかったので、あとはジョニーエースペイントの
吉井君にお願いします。
5年越しの宿題も手がけました。
ヴィンテージの鋳造製ケトルを持っておりました。
そうとう前に作られたもののようで、内側は鉄が浮いているほど
サビておりました。
そのサビをせっせと取り除きました(まだ途中)。
今朝から頭の動きがいまいちで、単純作業を求めたのです。
単純作業は精神を落ち着かせるのですね。
しかし、明日の予定さえなければ、小楠君と飲みに行きたかった。
どうもインディアンにつながる人のようで
音楽の世界で生き残っていけるのかな?
と、いらぬ心配をしておりました。
頑張ってくださっております。
ありがたいですね。
]]>
以前は、グリップの仕上げに、私が立ち入ることは
無かったのです。
完全に、藤原君に任せておりました。
私は、出来上がったものに意見を言うだけ。
それでよかったのですが、いなくなっちゃったので、
私がやるしかありません。
ポリッシュフィニッシュとフラットブラックだけでも、
良かったのですが、アンティークメタルフィニッシュ、
やってみたかったのです。
アンティークメタルフィニッシュは藤原君が挑戦し、
北井君が続き、それぞれの表現を実現させました。
今回は、私の芸風というわけです。
いい感じに仕上がりました。
これから組み立てていきます。
ノーズマウスセカンド#1/0の注文をいただきまして
せっせとブリキ缶に詰めておりました。
途中で足りなくなって4階に。
ない・・、ない・・・、無い!
そんなに売ったかなぁ?
ルアー、作ってないのに・・・。
探しまくって、1箱、見つけました。
これで最後です。
追加で作る?
どうしようかなぁ。
いまどき、オリジナルフックを作る人って
いないですよね〜。
吉野君にお願いしたカラーが塗りあがったようで
画像が届きました。
今回は、チャンボオレンジは塗りません。
このカラー、1色です。
ルアーが届き次第、発売となります。
しかし、吉野君はすごいですね。
1回のルアーリリースで、何色のカラーバリエーションを
塗っているのか。
新しいカラーを考えるのって大変です。
それをショップさんごとに考えて塗っている。
ショップさんが具体的な設計図を書くはずがないから、
希望されたイメージを大切にして、そのイメージに合う色合いを
生み出さなければならない。
これは純粋に開発です。
それをサービスでやっている。
やり続けている。
これは、出来ないことなのですよ。
彼女、どこへ行ったのでしょう?
きれいだし、歌もうまいし、才能あふれる人だったのに。
他の世界へ行ったのかな?
]]>内容すら覚えていない私ですが、
今日は、ボロボロのシェイクスピア1730リールが
届きました。
1740は、トーナメントキャスターが
使って有名になりましたが、この1730は
どうなんでしょう?
手が当たる部分のメッキが薄くなり、
フレームがゆがんでいるのか、スプールが
きれいに回りません。
このリールを使うのか?と聞かれれば
たぶん使わない。
でもね、洗浄して、注油してあげると
使えるようになるもので、そういてあげると
私も嬉しくなる。
ボロを買うのは、人が使い込んだ後の姿を見たいから。
私はメーカーの人間だから丁寧に使ってしまう。
一般の釣り人が、釣りのことだけを考えて長い時間、
使った後の釣り道具の姿を見たいのです。
リール出れば、どこに不都合が出てくるのか?
メッキは、どのように変化しているか?
ロッドであれば、塗装やロゴの変化や、
ヘタリという力の抜けが起こった結果、使い心地が
どうなるのか?
興味が尽きないのです。
すごく重い荷物がアメリカから届きまして
何を買ったかなぁ、と開けてみれば、
WHOLE EARTH REVIEWがたっぷり入っておりました。
後にWHOLE EARTH CATALOGを出すスチュアート・プラントが
発行していた雑誌です。
そんなもん、どうすんねん、という話ですが、
歴史に名前が出てくるのもは自分の目で見てみたいじゃないですか!
見てどうだった?
と聞かれれば、英語でよくわからん・・・
となるのですが。
ハンドメイドフック、というやつも届きました。
チモト (カエシ、シリ、アタマ)にAの文字が
刻印されています。
もう、これだけで大興奮ですわ!!
昔の人はすごい!
機能には、まったく関係がないのに。
When Love Hangs In The Balance · Ned Doheny
大学生のころ、このジャケットを見て、
聞く必要なし、と決めつけていました。
私、勝手に決めつけちゃう癖があるんですね。
40歳を超えてから聴き始めたのですが、
本当にいい。
若いころの私は本当にバカ。
いまも変わらんか??
]]>見に行きました。
同じ人間なのに、生きる土地、時代によって
表現が全く違う。
面白いですね。
理解なんてできません。
感じるままですわ。
でも、力、もらえる気がします。
元気になってきます。
雨模様だったのですが、心は
快晴になって出てきました。
好き嫌いのものですが、
お勧めしたいですね。
Minako Yoshida (吉田美奈子)ー 時よ (1995 Live)
すみません。
年度になんどか訪れる吉田美奈子月間が
始まってしまいました。
]]>追加生産分が出来ました。
キャトルシリーズを発売したのが10年以上前です。
カーボンの1ピースロッドをまず作り上げて、
そのロッドを4軸カーボンでまるごと包み込む製法が
キャトルシリーズの特徴です。
何度もお伝えしておりますが、中身の構造を
いくらこだわろうと、お客さまには見えません。
お客さまが共感を持ちやすいように見えやすい特徴が
必要なのです。
4軸カーボンで包み込めば、見た目で分かりますし、
触れば凸凹して、さらに違いを感じていただけます。
さらに性能に直結する、という訳です。
さて、その性能ですが、天龍ではパワーに
影響を与えない、と説明しています。
理論的には確かにそうでしょう。
ただ、しっかり感は高まります。
ロッドが曲がるとき、断面が楕円になるという話を
聞いたことがあるのではないか、と思います。
4軸カーボンで包み込むことによって、楕円になりにくく
しているのです。
これは、どのような効果を生み出すか、と言えば、
急角度で曲がろうとするロッドの一部分を、なんとなく
補うのです。
スムーズな曲がりに近づけていく感じです。
トップウォーターロッドは、しなやかさを求めることが
多くなり、その場合、細身にするか、肉厚を薄くしていきます。
この方向性は、ロッドをペコリ、と曲げてしまうポイントが
発生しやすくなります。
ペコリと曲がると、折れやすくなるし、キャストも気持ちわるくなるし、
ルアーも動かなくなります。さらにかけた魚も逃げやすくなります。
しかし、4軸カーボンで包み込んでしまうと、なんとなく使えるロッドに
なるのです。
私が作るロッドは、カーボンロッドとしても十分に使えるものを開発してから
4軸カーボンで包み込みます。
いいロッドが出来上がるのは、間違いがない、という訳ですね。
富士NGH-15 RUBBER RING GRIP 新発売!
]]>
ご存じの通り、この地域は漆の里です。
伝統工芸の聖地と言ってもいいほどの場所だと
思っています。
何度も訪れ、職人さんと語り、影響を受けてきました。
同時に、彼らの悩みも聞くことになりました。
漆を使う人が減っている。
漆、自体を知らない人もいる。
私たちが知る知る職人さんは中学を卒業して
漆工房に入り、人生をかけて漆産業に携わってきた
方たちです。
一時期ですが、釣り具に漆を塗り、新しい世界を
模索しました。
どうしても和のイメージが強くなりすぎるため、
表現の仕方を相当に悩みました。
漆の本流をそれてはいけない。
でも、お客様を置き去りにしてはいけない。
親しみやすさを出す必要がありました。
さて、ミリオンスレッドノブです。
木製品に細かな筋をたくさん入れる千筋という技法がありました。
私は、この技法に魅せられ、自分の作る釣り道具にも
使えないか、と考えました。
関西金属工業の本山くんに相談し、ショートハンドルの
ノブに、採用することになりました。
このデザインは、私たちがオリジナルではありません。
石川県の伝統工芸の世界にある技法を使わせていただきました。
この細い線を指で触れると、指が喜んでいるような
気持ちを感じることが出来ます。
この理由は、わからないのですが、いいものです。
気持ちよくなったら、かの地域の伝統工芸の世界を
想像してほしいですね。
花粉症の季節が来てしまいました。
例年、この時期は自分がかわいそうになるぐらい
つらかった。
しかし、もう大丈夫。
釣り業界の大先輩から、教えていただいた
チクナイン、効きます。
いろいろ試しても効果を感じられていない方は、
チクナイン、お勧めです。
なにより、私がこの時期を怖くなくなりました。
The World Is A Ghetto · Will Downing
]]>
東京国際フォーラムで行われている
訪れることであった。
新潟でグリップを磨いていただいている業者さんに
挨拶をするつもりであった。
しかし、会場を5回ぐらい回っても見つからない。
会場マップを確認してびっくり。
出展していませんでした。
すぐに浅草に行き、昭和の香りがする焼きそば屋さんで
浅草焼そばをたべ、第二の目的を果たそうとしました。
第34回 ハンドクラフト展に天龍の塩澤会長が行くと聞いて
おりましたので、挨拶に向かったのです。
しかし、いない・・・・。
よく聞くと次の日からの参加だという。
「17日、行きますから」と伝えていたのですが・・・
しかし、ハンドクラフト展、すごい熱気でした。
お客様の入りも、相当なものだったのではないでしょうか?
レジは、ずいぶんと並ばないと支払いができませんでした。
フライ、流行ってんの?
と知り合いに聞きまくりました。
毎年、帆布のかばんを展示販売しているシルバークリークの
吉田さんにも挨拶する必要がありました。
昨年の両国国技館で、「どこかでお会いしませんでしたか?」と
声をかけられました。
その時、わからなかったのですが、後ろ姿をみて、シルバークリークの
吉田さんだ、と思い込みました。
失礼なことをしたと焦り、ハンドクラフト展で謝ろうと
思っていました。
「知らないよ」との答えに、のけぞりました。
まぁ、気を取り直し、目の前にあった赤いフィッシングバッグを
買いました。
フィッシングバッグは、いくつも持っているのですが、
2か所のベルトで行う、開け閉めが面倒なんですね。
赤いフィッシングバッグは、2か所のスナップボタンで開け閉め
するようになっていて工夫が感じられました。
はやり、この形は捨てがたい。帆布の風合いも好きですね。
X-PAC Moss Bag Dark Green & Black
モスバッグは、フィッシングバッグの進化系なのです。
バッグ自体が柔らかいから体にフィットするのです。
そして、面倒だった開け閉めが、真ん中、一つのボタンで
出来るのです。
シンプルなデザインは、どのような素材を使っても
雰囲気が出ます。
使い倒すのは、やはりモスバッグかなぁ。
でも最近、特にしている人の道具を持ちたい、
と思っていまして、吉田さんのフィッシングバッグを
買ってしまったのですね。
これはこれで可愛いのです。
Jools Holland & Beverly Knight - Where in The World
大勢でやる音楽も楽しい。
]]>藤原君、イケヤ、好きだったのです。
藤原君と私の共通点としてアメリカ文化だけでなく
ヨーロッパも、好きだったんですね。
明日は、東京に出張し、明後日はすぐに
大阪に戻ります。
事務所による時間を作ることが出来れば
荷物を出せますが、難しいかもしれません。
4月13日、14日、広河原トラウトタウンで
行われるWOODSTICKに参加します。
参加メーカー、増えていますね〜。
ニール・ラーセンや、この方を聞いて
キーボードもいいもんだな、と思い始めました。
それまで、キーボートは受け入れられなかったのです。
佐藤さんの声も駄目でした。
音楽性は好きなのですが、この声がなれなかった。
もう、30年ぐらい聞いていますので、いまは、いいな、
と思うのです。
若いころの私は、頭、コチコチでした。
]]>オリジナルルアーを作られました。
独自の視点で釣り道具を語る楠戸さんが
作るルアーです。
興味がつきません。
実際に使ってみて、楠戸さんの、愛を感じましたね。
細いシェイプ。縦浮き。後方重心でよく飛びます。
そして、とっても細いシャンクのフックが装着されています。
これは、トップウォーターに苦手意識を持っている人。
フッキングが難しい、と感じている人に寄り添ったデザインです。
バスが少しでも興味を持ったら、フッキングしてしまっている、というような
システムを持たされています。
今日は、グラフレックス#1602で使いましたが、チャンボキャトル#2602のような
ファーストテーパーのカーボンロッドで使ってみたくなりました。
勝手な印象を書きましたが、ぜひ、楠戸さんにルアーのことを聞いてください。
ブライトリバーを立ち上げたばかりのころ、無謀にも釣り雑誌を作ってみたい、と
考えました。
記事を書いてほしい人の中で、真っ先に浮かんだのが楠戸さんの名前でした。
楠戸さんの文章、面白いのです。
視点が人と違う。
なつかし屋に、行ける人はぜひ、カヤックガイドを受けてください。
間違いなく、その後の釣りライフに大きな影響を受ける体験が出来るでしょう。
釣り情報や道具の情報はネットで十分と思っている方。
楠戸さんの話を聞いてください、
釣り具屋さんに行く価値を再確認するでしょう。
定休日で天気も良く、気温も高くなる、
と聞けばカヤックを出すしかないですよね。
淀川に浮かびました。
陸から離れるだけで気分が落ち着きます。
しかし、キャストは決まらないし、カヤックもうまく
漕げない。いまいちだなー、オレ、という感じ。
でもね、次々と現れるポイントにルアーを放り込むことを続け、
空の青さを感じ、伸び放題の雑草や木々を見るうちに、
淀川に受け入れられているような気がしてきました。
2時間もすると嬉しくて、ガンガンとカヤックを漕いでいました。
目の前の杭をどう攻めるか、考えるだけでドキドキします。
そう、この自分が研ぎ澄まされれていく感じが
たまらなく好きだったのです。
キャストすることは、自分自身と対話することで
投げれば投げるほど元気になっていくのですね。
トップウォーターは、やはり最高でした。
The Color Purple (2023) | Keep It Movin' | Warner Bros.
釣りを終えると、急いで事務所に行き、
少しだけ仕事をして映画を見に行きました。
楽しみにしていた「カラーパープル」です。
きれいなお姉さんなど出てきません。
しかし、場面場面で涙が滲みました。
終わって、しばらく立てませんでした。
映画を見終わって摂津ビルヂングに変えると
津波さんがルアーを塗っていました。
]]>
釣竿を作る人は、テーパーデザインがどういの、
素材のミックス具合がどうのと言いたがります。
使う側としては、どうでもいいですよね。
重いルアーが、バーンっと飛んでくれて
ルアーがウネウネ動いてくれればいい。
理屈を言われてもよくわからない。
ホーガンのアックスボンバーのような
強烈なヤツを作りたかったのです。
2000年頃のトップウォーターロッドでは
標準であった、富士ガイドのセッティングを採用しました。
トップガイドの大きさが#8.
次に#8が3つ。#10が2つ。#12が一つ。
太いナイロンリーダーを使っても、大丈夫なガイドの
大きさとなります。
チタンフットにするか、ステンレスフットにするかで、
少し悩みました。
しかし、パワーのあるロッドにチタンフットガイドでは、
落ち着きが出ません。
あえて重さのあるステンレスフットを採用しました。
問答無用で、投げ倒すためのロッドです。
LKドラッグ(丸型) Brightliver用 (アルミ素材)
パケージから出してしまうと、BL用かABU用か
分からなくなるLKドラッグ。
もちろん私は、わかっておりまして上の画像を
作りました。
見分け方です。
All the Things you are - Yuka Yanagihara Trio
好きになるピアにストに理由はいらないと
思っています。
テクニックなんて、みなさん当たり前に持っている。
聞いて、気持ちよければそれでいい。
彼女は、とってもいいですね。
]]>訪れました。
また、漁協の事務所がある建物の一部を
使ってもいい、と言っていただいたので
快適空間にしようと。
面白いもので、作業をしていると、
次々と漁師さんが来るのです。
漁に出るわけではないのですが、近所に
住んでいるので、だれかがいれば寄ってくるのでしょうね。
私たちは漁協に入ったばかりで顔と名前が
一致しないのですが、親しく話してくださり、
嬉しくなります。
漁船を陸揚げするというので手伝いました。
大きな設備がないので、軽トラックで引っ張って
船をあげるというアナログな感じ。
みんなが集まって大騒ぎしながら陸揚げするのです。
大変なのですが、一緒に作業をさせていただいているのが
嬉しいのですね。
私のいないブライトリバー事務所では、ジョニーエースペイントの
吉井君がチャッカークラッシックを組み立ててくれておりました。
サンプルで作ったアンティークメタルフィニッシュも、
です。
CHUCKER CLASSIC ANTIQUE METAL FINISH
アンティークメタルフィニッシュのサンプルを発売します。
ブランクは、8本あります。
どのモデルでもカートに入れば、違う、握り部分を取り付けることが
出来ます。
その場合は、メモ欄に希望の握り部分を書いて下さい。
こちらで注文内容を変更します。
Will leeは、ベーシストなんですが、
性格の良さが全面に出ている方。
テクニックのすごさは誰もが認める存在なのですが、
ジャズからソウル。ロックから松任谷由美まで、
頭の柔らかさを感じさせる人でもあります。
さらに、歌が歌えるんですね。
その歌が、とってもいい。
]]>
ヴィンテージオフセットグリップの風合いを再現させようと挑戦する
仕上げ方法です。
シルバーでもなく、黒でもなく、あいまいなグレー色。
きれいなのかよくわからないのですが、見慣れているため、
そういうもの、という感じで認められているのだと思います。
アンティークメタルフィニッシュは、まだら模様が
価値になります。
一見するとグレー色ですが、よく見ると、濃いところと
薄いところがまじりあっています。
これは、チャッカークラッシックがダイキャスト製法で
作られるところに原因があります。
アルミをマグマのような状態にし、金型に流し込みます。
ドロドロに見えますが、先に金型に入ったアルミはすぐに固まろうと
するのですが、後ろからドンドン、次のアルミに押されて
奥へと進んでいきます。
その素材の温度差が、模様のように残ってしまうのです。
長い間、我々は、必死にこの模様を消そうとしてきました。
ピカピカに磨く。または、真っ黒にしてしまう、
ことによって模様を消そうとしてきました。
しかし、ありのまま、があってもいいのではないか?
きれいばかりが表現したいものではない、という思いを
同時に持っておりました。
創業以来、アンティークメタルフィニッシュは、何度か
発売しています。
その仕上げをした業者は、毎回、変わっています。
藤原君がいなくなり、北井君もいなくなって、もうできない、と
思い込んでおりました。
しかし、私は一人ではなかった。
これまで付き合ってきた仲間がいたんですね。
メッキを施す職人さんには、まだら模様でいいから、と
念を押しました。きれいに仕上げなくていいから、と。
職人さんは、この要求がきついのです。
きれいに仕上げなくていい、と言われても、そのような意識で
仕事をしたことがない。
変な仕上げをして責任を取らされてはたまらない、と
思ってしまうのです。
まぁ、当然ですよね。
ですから、10本の素材をわたし、好き放題やってください、と。
どのような仕上げとなっても一切文句は言わないし、かかった費用は
支払いさせていただきます、と。
さすがプロフェッショナル。
いい風合いに仕上げてくれました。
これから量産に入ります。
楽しくなってきました。
Screw Head BKHが修理に入りました。
なつかしいですね。
このシングルコルク部分は、私が一つ一つシェイプして
組み立てておりました。
バットキャップの専用に削り出したものを使っています。
出来るだけお金をかけず、工夫でなんとかキャスティンググリップを
発売したかったのです。
BKHのブランクを、いっぱいもっていたので、その素材を生かそうと
考えました。
EYESPOTも、チャッカークラッシックもロープロリールが
苦手だったので、BKHベースのグリップで、満足していただこう、
と考えたのです。
私が使っているランヤードのストッパー部分です。
ロゴが部分的に薄くなり消えかかっています。
こういうのが好きなのです。
いつまでもピカピカなものには、興味がわかないのです。
Remy Shand - Take a Message - Festivalbar 2002 Taormina
この人がデビューしたとき、本当に驚きました。
随分、前になりました。
]]>とり平で飲んでいた時、同席していた太田さんに、作りましたよ、と
伝えました。太田さんは、チャンボ2562を使っておりました。
すると6ftは使いこなせない、5.6ftモデルと作って欲しい、
と言われました。
6ftモデルも、変わりませんよ、と説得してもよかったのですが、
基本的に、いろいろなロッドを作ってみたい私。
作りましょう!と約束しました。
チャンボキャトル2562は、太田さんの、我儘から生まれました。
モノつくりをする人であれば、お客様の要望は実現させたい
ものなのです。
すぐに出来ないくても、ずっと頭の片隅に残っているものなのです。
チャンボキャトル2562のブランクは、すでに注文しており、
3月末までには発売できるのではないか、と見込んでおります。
途中、天龍さんの値上げがありました。
6ftモデルと同じ価格で販売したいと思いますが、
今の時点では保留とします。
藤原雄一が作ったチャンボは6ftから始まりました。
彼は、6ftがあればよかったのです。
ただ、すぐには売れてしまわなかったのです。
そんなもんですよ。長く売っていけばいい、と言ったのですが、
気を使いやすいタイプの彼は、5.8ftモデルを作り、5.6ftモデルを
つくることになりました。
とはいえ藤原君のコンセプトを実現すべく裏方で動いていたのは、
私と天龍の開発部でした。
何度も設計するチャンスが生まれたことで、経験を積み、
チャンボキャトルの開発につながりました。
藤原君に感謝しなければなりませんね。
池上さんの質問に、エマニュエル・トッド氏が
好き放題、しゃべる、という趣旨の本。
アメリカが、これからの世界のリスク要因に
なるという見方は新鮮でした。
才能あふれる人だと思うのですが、
日本人で彼を知る人は少ないでしょうね。
もったいない、と思いますが人気と実力は
比例しないですものね。
]]>
という問い合わせが来ました。
現物をみないと確かなことは言えないのですが、
よく見られる現状を説明します。
その場合、新たにコネットを購入する必要はありません。
上の写真の状態が、このコネットが正しくセットされている
状態です。
この状態にコネットが装着されておれば、フェルールを締め付け
固定することが出来ます。
固定されなくなった、という場合、コネットがフェルール全体を
つかんでいない状態にあるはずです。
保管するとき、ヘッドキャップをいっぱいまで締めこんでいると
コネットの下側が曲がってしまい、結果、フェルールがいっぱいまで
入らなくなります。
この状態ですと、ガタついたり、固定できなくなったりします。
コネットを買い替えるのが一番、ラクチンな方法です。
しかし、フェルールにコネットをかぶせ、手をそえて
いっぱいまで差し込んでください。
それで使えますし、その状態をしばらく維持したままにしておくと、
コネットは、普通に使える状態に復活します。
次に、気を付けるのは、保管時、ヘッドキャップを締めこんでもいいですが、
5mm以上の隙間をあけてください。
保管時、ヘッドキャップを締めこみすぎないことを習慣に
出来れば、次から問題は起こりません。
ランヤードの長さを調整する樹脂パーツに、
ルアー用のテンプレートを使って、文字を
吹き付けてもらいました。
表面コートは、していないため、すぐに消えるかも
しれませんが、この方式で今後、行きます。
私、基本的にブランド名は、入れなくてもいいと
考えています。
ただ、お客様のことを考えれば、さすがにまずいだろう、
と入れるようにしています。
さらに、言えば、ロッドのロゴが消えるのも、気にしておりません。
私たちが子供のころにあこがれた高級ロッドは、簡単にロゴが
消えるものが多かったのです。
技術的なものか、その程度でいいだろう、と考えていたのかは、
わかりません。
でも、私も、消えても何とも思わなかった。
いや、自分が使い込んだ証として、嬉しく感じたほどでした。
ジョニーエースペイントの吉井君と
一緒に仕事をする機会が増えました。
上の写真のラバーリンググリップを組み立てたのは
吉井君です。
このグリップを企画した最初は、組み立ての大変さを
考えておりませんでした。
藤原君もいたし、北井くんも、いました。
まさか、自分が組み立てるとは、考えが及ばなかった。
まだ、もうひとパターン、作るつもりなんですが、
パワー、いりますなぁ〜。
ひとりの会社なのに、会議に出ることが
増えてきました。
向いてないと思うのですが・・。
見たことがない形をみると手にしてみたくなります。
たぶん、海外に送ってくれないだろうから、
手に入れるのは大変なんでしょうが、
それならそれで手はあるのです。
しかし、送料、円安を考えると倍以上の
価格になるのでしょうね。
O Barquinho - Analu Sampaio e Roberto Menescal
この女の子、次々と重鎮ミュージシャンと
共演しているのです。
可能性を感じさせる女の子なのでしょうね。
]]>作ろうとしています。
いままで、すぐ近くのお客様にも、
通販をご利用いただいておりました。
お互いに心苦しい状況を何とかしたいと
思い続けていたのです。
津波ルアーズさんが、滋賀県に活動場所を
移転されたため、スペースができました。
津波ルアーズさんが使っていたスペースの
1/3程度を壁で仕切って、店舗スペースにしようと
しているのです。
とはいえ、私が店に立って接客してしまうと
ブライトリバーの、メーカーとしての業務が止まってしまいます。
電話とか、メールで連絡をいただいて、
商品を、手渡すだけ。
このスタイルが当面、現実的に出来る対応かな、
と考えています。
ですので、できるだけ、居心地の悪い空間にすべきなのでしょうが、
そういう目的で店を作ったことがないため、結局、
好きなものを並べています。
今日は、天井に在庫のロッドを並べました。
最初、十分な間隔をもって並べていったのですが、
当然、スペースが足りず、経営者としては、これ、
あかんのとちゃうん?と思うしかない種類の多さ。
あきれました。
心臓にわるいので、グリップは、使っているものを最小限に
並べることにします。
琵琶湖に行くたびに寄るアンティーク家具の店がありまして、
欲しいものばかりなのですが、置き場所がないと
諦めておりました。
昨日、我慢できずに行き、乗用車に乗せられる一番大きな
テーブルを買ってきました。
存在感のあるテーブルがあるだけで、空間が締まる気がしますね。
嬉しくなりました。
]]>
私がアイデアを形にしようとしたとき、必ず藤原君に
話しかけました。
彼が返してくれる言葉を聞いて、冷静な判断が出来たし、
次のステップに進む勇気を持つことが出来ました。
彼が、いなくなって寂しいことはいくらでもあげられますが、
会話が出来なくなったのが、ズシーンとくる重い現実なのです。
おかげで橋本くんや、本山くんが犠牲になっているのですが、
新たな話し相手になってもらおうと原田くんの工房に
お邪魔しました。
彼が作った釣り道具や木工製品を前に、
質問しまくるのですが、帰ってくる言葉が
面白いのです。
なぜ、そう考えるの?と聞くと
実際にテストをしているのですね。
どんなテストをして結果を導き出したか、
まで話してくれるのです。
原田くんは、何でもできる職人さんであり、
藤原君と長い時間、深い関係を築いた人でもあります。
話を聞きながら、藤原君が話した内容とリンクする瞬間が
何度もありました。
経験というものは、言葉に宿るのです。
原田くんとの会話は、時間を忘れて続きました。
よって、本日、ブライトリバーの仕事は、何も出来ませんでした。
言い訳ですけど。
この曲を聞いて、カッコいいな、と思うか。
ウザいと、思うか。
ソウルミュージックを楽しめる分水嶺に
あると思います。
]]>まぁ、何度も、かもしれません。
チャッカークラッシックのヘッドキャップは、最初、
削り出し製法で作っておりました。
金型代が、払えなかったからです。
私は、何の問題もなかったのですが、藤原くんが
ストレスをため込んでおりました。
メッキをかけた時、ヘッドキャップ部分の風合いと、
ボディー部分の風合いが違うのです。
今の商品で言えば、ラージヘッドキャップが削り出し製法で作られており、
少しツヤ感のある黒になっております。
この状態だったのです。
ダイキャスト製 Headcap Chucker Classic用
藤原君は、ヘッドキャップとブランク・ボディの色合いや風合いを
統一したかったのです。
ブライトリバーを立ち上げて、4年ぐらいは給料が出なかったのですが、
ヘッドキャップだけの金型を作りました。
目をつぶって決断しました。
すると藤原君、改良をしたもので、金型代は1.2倍になってしまいました(涙・・・)。
長く気になっている商品があります。
ラインチューブです。
ラインチューブに使っている先端部分。
在庫の底が見えております。
何もしなかったわけではありません。
しかし、こういう小物を作る業者さんは減る一方でして、
最後にチャレンジした業者さんも失敗に終わりました。
中国の商材を探しまくるという手が残っていますが、
真剣にさがしてもらえるか(安いものですから)わかりませんし、
いつ、見つかるかもわかりません。
だんだん腹が立ってきまして、金型、作ったろか!
という気になってきました。
心の中の、冷静な私が、絶対、その選択肢は無し、と言っております。
間違いなく、儲かる道ではありません。
だれか偉い人が言いました。
悩んだら厳しい道を選べ!
ずいぶん、他人事やなぁ、と正直、思いますが、
金型、作っちゃいそう・・・。
ラインチューブは、私が手で組立ていますので、
作れば、仕事が増えるのです・・・。
ヤバいなぁ・・・・・・・・・・・・
]]>
銘木朝市があるよ、と昨日、連絡があったのです。
いつもハガキが来ているのですが、無くしてしまったようです。
朝、走ったもので、朝市の終了時間のギリギリに
入ったのですが、中心メンバーである塩野商会の塩野さんが
相手をしてくれました。
今では銘木もネットで買える時代になりました。
丁寧に写真で紹介されると、それでいいと
思ってしまうところがあります。
目の前に販売員がいると、焦って十分見ずに
買ってしまうこともあります。
それでも、私は、こういう場所で買いたい方の
人間です。
いろいろな銘木が並べられた空間で、その空気を吸いながら
職人たちとの会話を楽しみながら、選びたい。
気にったものがなければ買わなければいいのです。
銘木がいっぱいあって、忘れがちですが、どの銘木も
業者さんが遠い産地からリスクをもって仕入れてきたもの。
彼らの財産なんですね。
その財産を分けていただく。
その行為には、リスペクトが必要だと思っています。
あっ、えらそうなことを言いました。
私が、そう思っているということです。
みなさんに強制するつもりはありません。
ウォルトンさんからフィッシングショーの際での
写真を送っていただきました。
さすがプロ、きれいに撮れていますね。
フィッシングショーで笑ったのは、自分という人の性格です。
釣り道具だらけの空間で、欲しいと思うものは無かった。
どのような高価なモノであっても、興味のないものはいらないのですね。
コーンズで、ものすごく高価らしいフェラーリを何十台と見ても、
欲しいとは思わない。
だから、釣り道具も自分で作るしかないのかもしれません。
Friday Saturday & Sunday - There Must Be a Better Way [Athens Of The North]
]]>
着ていたからでした。
調べてみると私の実家に近く、しかも、
よく釣りに行っていた野池の近くにある。
今日は、感謝祭があるというので、母に
ミカンを持っていくついでに寄ることにしたのです。
9時から始まるはずなのに、駐車場はすでにいっぱいで、
車を停めるのに一苦労。警備員さんに、毎年、こんな感じですか?
と聞くと最近、すごく増えたそうである。
60年前から感謝祭はやっているそうであるが、そのころは、
ゆっくりとしたものであったと。
警備員さん、何歳なんだろう・・・。
「もちはだ」さんの生地には、厚さがいろいろとあり、
手で触れて、確認したかった。
しかし、感謝祭は、アウトレットバーゲンのような雰囲気で
会場に入るまで、ずいぶんと並ぶ必要があった。
会場に入ると、まさにバーゲン状態で、どこに何があるか
わからない。
まぁでも、いま気に入って着ているものの色違いが1/3ぐらいの
価格で販売されていた。
ラッキーであった。
こういう経験はなかったので勉強になりました。
けど、人が多すぎて疲れました。
「もちはだ」のトレーナー、お勧めです。
釣り道具の話もしましょうね。
キャトルスリム#2601のBLガイド仕様を少しだけ作りました。
お客様から要望をいただいて作ったのですが、
職人さんが、もう少し作りましょうよ、というもので、
わずかですが、BLガイドを取り付けたモデルを作りました。
同じブランクでも、取り付けるガイドによって、ロッドの印象は
微妙に変わります。
これは面白くて、ついつい富士ガイドモデルとBLガイドモデルを
作ってしまいます。
ブライトリバーのロッドの種類は、増える一方です。
管理するのが難しくなるのですが、好きなものは好きなんで
しかたがないですね。
]]>
明日2月4日と5日はフィッシングショーOSAKAが
開催されます。
年に一度で、一番大きな釣り道具のお祭りです。
トップウォータースタイルで釣りをする人は、関係ない、
と思う方も多いかと思いますが、やはり新しいものを見るのは
テンションが上がります。
フロッグさんやバスポンドさん、ストックさんも
出ております。
すっかり出不精になった私は、天龍の塩澤会長のもと
水戸黄門のごとく会場を徘徊しました。
私の場合は、モノを見るより久しぶりに会う方との
会話に終始しましたね。
うらしま堂の渡辺さんや、杉原産業さん、スミスの
大久保くんや、富士工業関係の深石さんや、もと同僚の原田くん等々、
SNSの時代になっても、私の世代は顔を合わせて
会話をするのがコミュニケーションの第一歩。
この基本は変わらないのですね。
主催者だけが入ることが出来る休憩室で
お茶を飲んだり(会長のおかげです)、
近くのコーンズで、たくさんのフェラーリを見たり。
事務仕事は、山ほど残っているのですが、塩澤会長を言い訳に、
ゆっくりとさせていただきました。
フィッシングショーは、これから一年、頑張って売っていく商品を
アピースるする場ですから、エネルギーに、満ち溢れています。
そのエネルギーに触れたり、なんとなく釣り竿のデザインの傾向を
感じてみたり、出店メーカーの移り変わりを調べてみたり、
お祭りの雰囲気は、この場に来て感じるべきなんだよな、と
改めて思いましたね。
]]>
積もる話があるのですが、11時には別の場所に移動しなくてはならず、
大急ぎで、いま私が考えていることに関して、どう思う?
と聞きます。
一緒に働いたことのある意見は参考になりますし、
自分が迷っていることを別の人が語る言葉を聞いて、
理解が深まったりするのです。
私のモノつくりは、この会話が大切でして、同じような
話を繰り返すことによって、ディープな思考へ移行していくのです。
午後は、滋賀県庁で講習会に参加しました。
遊漁船に関係する法律が変わるとのことで、
その背景や具体的な変更ポイントを教えていただきました。
知床のカズワン事件をきっかけに、法令の見直し機運が高まり
行政側も世論の圧力を受けたようです。
正直、我々も被害者なのかもしれませんが、すべてはお客様の安全を
守るため。
大きく手続きが面倒になり、提出しなければならない書類も増えるのです。
決められたことは守りますが、なかなか大変だな、という印象でした。
単なるダンスミュージックではなくて、
曲が進むごとにアレンジがどんどん発展していく。
さすがに彼女、やりますなぁ、と。
]]>「これからどうするの?」
と誰もが私に聞きました。
あー、それは今、聞いたらあかん言葉やなぁ〜、
と思いながら、「ね〜」と答えておりました。
誰も、私に、モノつくりが出来るとは考えられなかったのでしょう。
朝から、兵庫県池田市にある、「エサ一番」です。
ブライトリバーの取扱店でもあります。
ここに来れば、今売られている釣り道具は何でもそろっている、
と思っておりまして、新しい商品を開発するときには必ず、ウロチョロ
する場所なのです。
売られている商品を真似するためではありません。
欲しいと思っているパーツで、すでに作っているメーカーがあれば
参考にするのです。
買ってみて、テストして、よければ、ブライトリバー仕様で
作ってもらえないか交渉する。
一からオリジナルで作るより、長く販売してきた実績のあるメーカーで
作ってもらった方が、安心してお客様に提供できるからです。
長く発売していないからでしょうか?
グレー色したチャッカークラッシックは無いのですか?
という問い合わせが増えました。
アンティークメタルフィニッシュという名前があるのですが、
発売を続けていないのですから、えらそうなことは言えません。
チャレンジを始めました。
前に作ったところにお願いすればいいやん、と思われるでしょう。
チャッカークラッシックの仕上げ方法は、どんどん進化を遂げておりまして、
前と同じところに持ち込むとしても、テストをしてみないと結果がわからないのです。
随分と仕事を出していないので、どこまで真剣に取り組んでもらえるか、わからない事情もあります。
いつもお願いしているところで、最初からテストしていきます。
私のイメージですと、うまくいくんじゃないかなぁ、と。
まぁ、うまくいかなかったら何度もテストを繰り返すだけなんですけどね。
LKドラッグ(丸型) Brightliver用 真鍮モデル 左右あり
ほぼ在庫がなくなっていた真鍮素材のLKドラッグを
追加生産しました。
BL用、ABU用。そして左右と4種類の在庫がそろいました。
このドラッグを実際に加工した本山くんが納品に来てくれました。
早速、次に、やりたいことの相談です。
出来るかどうかわからないので、まず本山くんに
相談して反応を見るのです。
現場からのアドバイスは貴重なもので、この商品なら
別の会社の方がいいと言ってもらうことも大切です。
現場に無理を強いるような商品は、モノの表情に無理がます。
天龍さんにも試作の相談をしましたが、私のアイデアだと
ギリギリの設計になると聞いて、やめましょうと言いました。
本山くんからの相談もありまして、机の上に
ありとあらゆるシングルフックを並べました。
私、昔から相当に釣り針が好きでして、
いろいろな種類を、たっぷりと所有してるのです。
大きさ、針金の太さ、針先の形状、懐の形状、仕上げ方法等々、
興味が尽きません。
オリジナルフックを作る際も、考えに考えました。
当たり前でしょ、と思う人もいるでしょうね。
そんなことないのですよ。
考えない人の方が多いですね。
私たちは、なぜこの形であるか?というところから始まります。
トップウォーターのW・フックと言えばマスタッドの#7826フックが
有名ですが、藤原君と徹底的に議論しました。
そもそもこの形が結論なのか?
へドンが使っていたから、いいと思われているだけではないのか?
製造方法の、限界があってこの形になったのではないか?
はっきりとは、わかりません。
仮説を立てて、検証してくのです。
現場の職人さんに聞くのも大切です。
ただ、釣り針の形状については、昔からこうだから、という答えがほとんどで、
結局は、自分たちが理論を築き上げて作るしかないのですね。
本山くんとの釣り針はなしは、フッキングしない、というものだったので、
いろいろなアイデアを提案しました。
結論ありきではなく、説明して、彼に選んでもらって、
彼が答えを模索すればいいのです。
ほとんどの人が、声の大きな人の意見を聞いて針を選びますが、
自分で結果を積み上げ、選んだものであれば、釣り上げた時の
気分は最高になりますし、声の大きな人と違った結果になっても
気になりません。
幸せなことに、日本の釣り針屋さんは、あきれるほど多種多様な
釣り針を選べる状況を作ってくれています。
本山くんは、釣りも相当な腕前ですから、自分なりの理論を
作り上げることが出来るはずです。
冒頭で書いた、私に、モノつくりが出来るか?
という問題ですね。
藤原君のように、ち密で繊細な、モノつくりは出来ません。
ですが、私の、隙間だらけの頭の方が迷いがなく、
まっしぐらに進んでいく力があります。
要は、スタイルの違いですね。
ひとりになりましたので、私のスタイルで行く、ということです。
]]>
砕いて、再度、固めたコルクが面白いと思っておりました。
シングル形状のコルクグリップは、付加価値の高いものを
作るのが難しい、という状況も、ちょっと変えたかった。
こういうものは、見たことがないでしょうから、
最初は売れないだろう、とも。
CHUCKER CLASSIC&LIVERMASTER S・RUBBER MIX CORK
真鍮素材を削り出して作ったバットパーツセットは2021年に
作っておりました。
ラバーコルク素材に、天然色のコルクをミックスさせて
作り上げたコルクリングも、同じころに手に入れました。
コルクグリップを業者さんで削ってもらうためには、
100本以上の数量を集める必要があります。
これは、そんなに売れるはずがない。
バンブーロッドビルダーの原田竹竿さんに
お願いしました。
最初に、コルクリングの中央に15mmの穴をあけます。
9個のリングを積み上げ、接着してパイプ状にします。
その後、そのパイプを旋盤にかけて、シェイプします。
この大変な作業も、バンブーロッドビルダーであれば、
いつもやっている作業の延長線上にあるもの。
我々が手掛けるより心理的負担は少ないと考えました。
原田竹竿さんは、仕上げの美しさで定評のある方。
見事にシングルコルクの形状に削り上げてくださりました。
但し、普通のコルクであれば、素材自体が持つ凹みとか、
作業中にできた凹みや傷をコルクパテで隠す作業をしていますが、
このラバー素材のやつは、それができません。
ありのままでの販売となります。
使う分には、何の問題もありませんが、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
細かなところが気になってしまう方は、購入をしないほうがお互いのためかもしれません。
言うまでもないでしょうが、真鍮の色が変わっていきます。
また、最初は、明るいコルクのチップ部分が目立っておりますが、
使い込むごとに、茶色の色合いに変化し、同色化していきます。
人と違ったものが持ちたい方にも、ピッタリです。
なにせ、10本しか作っておりません。
メーカーとしては手間ばかりかかったグリップなのですが、
私は、こういうモノつくりが、大好きなもので、
大儲けは一生できないタイプであるのは間違いないですね。
]]>
モンベルさんが、長年にわたりヒットさせてきた、サンダルにも、
文句を言いました。
指先が痛いやんけ!
私の意見が参考になったのかは、定かではないですが、
モデルチェンジが行われ、指先は痛くなくなりました。
上の写真の「笠」だって、KAVUのやつが
無茶苦茶売れたんやで!と。
テンカラもすごく流行っており、レジェンド瀬畑雄三さんを
憧れる人も増えています。
瀬畑さんの本物の「笠」は敷居が高い、
と考える人は多いのですよ、と。
他にもあるのですが、アイデアは伝えておいた方がいいですね。
モンベルの社員さんが、会社から新しいネタを提案しろ、と迫られたとき、
アイデアがあればいいですけど、困ったとき、私のアイデアが
ちょっと生きるかもしれません。
私は自分でアウトドアの服などを作るつもりはないので、
モンベルさんで実現できれば私もいい気分になれますから。
CHUCKER CLASSIC&LIVERMASTER RUBBER RING GRIP
ようやくチャッカークラッシックのポリッシュフィニッシュも
フラットブックも選んでいただける状態になっていたのです。
それが、先ほど、ポリッシュフィニッシュの在庫がなくなりました。
フラットブラックは選んでいただけますが、ラージヘッドモデルが
なくなりました。
ラバーリンググリップで、チャッカークラッシックのフラットブラックは
選べない状態だったのですが、いまは、選べるようにしました。
オフセットグリップは、トップウォーターロッドの
イメージやスタイルつくりには、欠かせないものです。
頑張らなくっちゃ。
]]>
アウトドア好き、モノ好きの人間にとって
たまらなく面白いイベントです。
ものすごい量の商品が詰まっている空間で
どのような質問を送っても答えが返ってくる。
ジョットボイルが点火しなくなったんだけど、と
聞いてみたのです。
炎が出る部分に白いパイプ状のものが立っており
その先端(上端)に針金が伸びているのですが、
それが、炎が出る部分の面から、離れすぎると点火しない
ようになるそうです。
ジェットボイルに付属している五徳の足部分のギザギザ、
2個分程度の隙間に調整するといいそうです。
カニ旅行で食べすぎたため、朝から走りました。
その後、会社に向かい途中で、東邦産業さんの川島社長から
連絡が入りました。
東邦産業さんは、釣りに関係する小物を中心に
作っている会社です。
川島社長との付き合いは、10年以上になると思うのですが、
企画力、開発力ともに尊敬できる方で、常に注目してきました。
商品開発の相談をしていたのですが、その結果を聞かせていただきました。
決して難しい話にせず、トラブルがあったとしても前向きに調整しようとする
姿勢に、いつも感心しています。
こちらはいつもの二人。
本山くんが琵琶湖ですくってきたワカサギを
橋本君が受け取りに来ていました。
そのついでに、お願いしていた商品を受け取り、
開発中の商品の相談などをするのです。
ブライトキャスターグリップやScrew Head BKHグリップに
使用していたコネットを納品していただきました。
小さなパーツですが、いずれ消耗していくパーツであり、
グリップを販売した限りは、供給し続けることが
メーカーの責任だと考えています。
まぁ、我々が生きている限り、となってしまいますが、
あと20年ぐらいは大丈夫ではないかな、と見込んでおります。
12,3年か・・・。
Love Unlimited "Walkin' In The Rain With The One I Love"
何度も紹介していますが、
やはりいい。
]]>関西金属工業さんに預けることにしました。
小さな会社にしては、たくさんの種類のメディア(仕上げのための石ころ)が
あったのです。
藤原君が理想の仕上げを求めて、次々と買い集めたものです。
貴重なものですが、私では活かしようがありません。
関西金属工業で研究用にでも使っていただき、先々で
余裕が出るようであれば、ブライトリバーの商品に
活かすことが出来れば、このバレルマシーンも
当社で腐っていくより、いい結果につながるのではないか、
と考えたのです。
ブライトリバーは、何でも自分たちでやることを
最初に考える会社でした。
ひとりになった今、出来ないことは人に任し、
ブライトリバーらしい商品を追い求める方向に
力を集中したい、と考えるのです。
AIの時代になろうと、私は人の手から生まれるものが
好きですし、現場から生まれるアイデアを生かしたい。
共感できる仲間は一人でも多くほしいし、いま付き合っていただいている
方たちとの関係を深くしたいと思います。
2024 /04 / 13 ~ 14 京都府広河原で行われる
WOODSTICKに参加します。
最近はイベントに及び腰の私ですが、
何か面白いものを作って参加できれば、と
考えております。
とてもきれいな里で行われるイベントです。
ドライブがてらに、ご検討いただければ、と。
Barbara Acklin - Am I The Same Girl
]]>
料理宿に行ってきました。
恒例となっているカニ食い倒れツアーです。
リーダーの塩澤会長に、3人のオッサンが
ついていく姿が水戸黄門みたいで私は面白い、
と思っているのですが、この洒落が通用しない世代の
方も多いのではないか、と不安を感じております。
ハウス海の子さんは、目の前の日本海で採れたカニを
死ぬほど食べさせてくれる良宿なのですが、
量だけではなく、カニを使った個々の料理に工夫が
凝らされており、カニに対する愛情が感じられて、
食欲だけでなく、心の中まで温かくさせてくれrのです。
お客さんは、紹介のみでいっぱいとのこと。
私は税理士の玉井先生に、つなげていただきました。
お父さんが始めた宿を娘2人で引き継いだ、
ということですが、他所のことは知らないが、
お父さんが築き上げた、お客様に精一杯尽くす
姿勢を守り続けているとのことでした。
とにかく気持ちのいいサービスで、
美味しい上に、楽しい時間が過ぎていきました。
来年も、予約を入れておこう!
Feel Like Makin' Love · Marlena Shaw meets Freddy Cole
マリーナ・ショウ、大好きなんですね。
ライブも、やはり、いいですね。
]]>作ろうとしています。
フリースペースとして貸し出すことも、
考えておりまして、出来るだけシンプルな
空間にするつもりです。
とはいえ、入った瞬間、のけぞって欲しい。
というわけで天井の多くのスペースにロッドを
飾ることにしました。
早速、3階で斜めに立っているものや、袋に入っていない
ロッドを2階へ下し、飾り始めるとスペースが足りなくなりました。
あれ・・・?
ヴィンテージロッドは、やはりグリップを見ていただきたい。
だから、特徴のあるものを選んで飾りました。
在庫のあるブライトリバーのロッドも飾るつもりなのですが、
さて、新たにスペースを作ったほうがいいのか・・・。
そもそも、お客さまに長居をしていただきたくない空間である。
商品を手渡すだけに、使う空間とするつもりなのだ。
面白そうな商品を飾ってどうする、という気持ちと、
なかなか見ることのできないロッドは、見せてあげたい、
という気持ちがせめぎあうのです。
まぁ、飾っている間は、とても楽しい時間なので、このまま
行っちゃえ、と。
ロッドを束にしていると、サンプルロッドが、次々と
出てきました。
天気もいいし、投げてみようと、近くにながれる神崎川に
行きました。
グラス100%のコンコルドは、ティップが柔らかすぎて
改良。
キャトル?2602は、スローテーパーになりすぎてて
コントロールが難しい。改良。
FC-60モデルは、パワーダウンさせた2回目のサンプルでした。
パワーダウンさせたのは正解でした。しかし、柔らかくなりすぎた
気持ちもしてしまう。もう一回、作り直します。
キャトル?2605の4ピースは、これでいいでしょう。
このブランクは、素晴らしくいい出来だと思っておりまして
その良さは4ピースにしても維持されておりました。
まぁ、これは発売するつもりはありません。
超低弾性カーボンを4軸カーボンで包み込んだ5.6ftロッドは、
いい感じでしたが、ティップの強さが気になります。改良。
しかし、私の手首は敵ですね。
すぐに適応して、ロッドに合わせたキャストやルアー演出を
し始めてしまうのです。
逆に面白いのは、柔らかいロッドも硬いロッドもスローテーパーのロッドも
ファーストテーパーのロッドでも、使いやすいものは、ロッドを取り替えても
普通に扱えるんですね。
まぁ、そういうロッドを私が作ろうとしていることは、ありますが、
ボートで急にロッドを取り替えることがあっても、同じように
キャスト、したいですもんね。
Me and Mrs. Jones Sugimoto Atsuhiko
日本でも、こういうギタリストが出てきたんですね〜。
いい感じです。
こちらも同じ人。
]]>
考える人は多いと思います。
確かに軽いに越したことはないですよね。
ただ、トップウォーターに関した場合、キャストの回数より
ルアーを操る時間の方が長いのです。
手首の負担は、キャストより、ルアーアクションのほうが
大きくなるのです。
20グラムを超えるトップウォータールアーを動かすためには、
大きな力が必要です。
ロッドティップを水面に向かって押し付けるような動作の
繰り返しになります。
この作業を1日中、繰り返すのですね。
軽いタックルの場合、腕の力を使って、この作業を、
繰り返すことになります。
さらに言えば、軽いタックルとなれば、ロッドはカーボンロッドに
なります。張りがある素材ですから、ルアーをはじかないように
気を使いながらのアクションになります。
この大変に疲れる作業が、よく設計されたグラスロッドだと、
ラクチンな作業に変わるのです。
タックルの重さを利用して、需要気に動かすだけ、
なのです。
キャストの後は、ロッドを上下するだけ。
その作業は目の前で行われます。
無駄な動きがないので、フッキングもスムーズに行えます。
軽いが楽、なんて言葉は、経験のない人が使う言葉です。
騙されないでくださいね。
釣具屋さんは、時々、面倒だから簡単な言葉を使います。
そういう言葉を着た時には、こいつ、経験が足らんな、
と思えばいいですね。
ボールペンが大好きなのですが、
面白いヤツ、見つけました。
はっきりとした発色が素晴らしく、
太い線も細い線も思い通りに書けるのです。
私、字が汚いのですが、太い線で書けば
なんとかごまかせるのです。
まぁ、イラスト用のペンなんですけど。
]]>
特別なロッドでした。
UFMウエダさんが、かつて作っていたスーパーパルサー55M/Lが、
あまりにもよかったので、再現しようとしました。
閉じの素材は、使われていないということで、UDグラスを
使って、当時のフィーリングを再現させました。
同時にいろいろなテストをしておりました。
一つは、6ftモデル。これはアクションがうまく出せませんでした。
もう一つが、UDグラスに4軸カーボンを加えたものです。
1stサンプルは、パッとしなくて長く放っておくことになりました。
またやろう、と思ったのは、天龍の開発者と
目指す認識が一致してきたからです。
私が、求めるものをわかってくれている感じが
すごく伝わってくるようになっておりました。
今なら作れるのではないか?
求める要素を箇条書きにして伝えると
素晴らしいブランクを作ってくれました。
そこからまた3年ほど、寝かすことになりました。
藤原君がいなくなったりして大混乱に陥ったからです。
最近、私、ちょっと元気になってきておりまして、
今がチャンスと発売することにしました。
説明が長くなる前に、特徴を書いておきます。
5.5ftで、振りぬく感触がたまらなくいいです。
グラスロッドの中でも一番粘りのあるUDグラスを
メイン素材に使っており、そのしなやかさは、5.5ftにも
かかわらず、ペンシルベイトがスイスイ泳ぎます。
透明感のあるUDグラスを網目状の4軸カーボンで包み込んでおり
どこか和風な雰囲気を醸し出します。
デザイン面だけでなく4軸カーボンは、ロッドをブレを抑え、正確な
キャストに貢献し、ランディングにも優位性をもって魚をリード出来ます。
大好きなUDグラスの特徴を書いておきます。
グラスファイバーの縦繊維だけで構成されています。
現在手に入るロッド素材で使われるグラスファイバーで一番薄く、
結果、同じ肉厚でも、一番多くの回数を巻くことになります。
このため、最高に粘りのあるブランクが出来上がります。
ただ、パワーは出しにくい素材でもあります。
SATORI3552は、そのUDグラスの特徴を最大に生かしながら
4軸カーボンで包み込むことによって、シャープなフィーリングを
持たせることに成功しました。
SATORIシリーズとしては、初めての5.5ftモデルです。
10年以上の時間がかかってしまいましたが発売出来て
よかったと思います。
この素材はブライトリバーだけのものです。
従来からあった2つの素材を組み合わせて全く新しい概念のブランクを
作ることが出来ました。
もちろん、天龍さんの最近の技術があってこそのこと。
でも、最も大切なのは、天龍の開発者が私のアイデアにのってくれて
新しい挑戦をしてくれたことにあります。
ありがたいですね。
とっても、ありがたいサトリ3552、発売です。
1603のブランクを少しだけ残しておりました。
なにか、面白いことをしたいと考えていたのです。
故岡田社長が作ってくれたクリスタルガイドで組み上げる
ことにしたのです。
岡田社長なき今、新たに作ることができないクリスタルガイドです。
太陽の下で見ていただけると、じんわりと心があったまってきますよ。
これからの日本はだめだ、という話ばかり
聞くようになっています。
でも、新しい人は出てきているじゃないか。
みんなで暗い話をしても先はないのにね。
]]>残り続ける状況。
一つであれば、まだしも、処理できない状態で
新たなものが増えていく。
チャッカークラッシックのポリッシュフィニッシュの
磨き上げたものが、届いておりました。
今日やろう、明日やろう・・・と時間ばかり
過ぎていく・・・。
吉井君が「時間、出来ました」と言ってくれたのです。
いやぁ、嬉しかったですね。
光り輝く神に見えました。
3人でやっていたころと商品点数が変わっていないので、
時間が足りないのは、当たり前なのです。
そのうえ、その商品が、どこにあるのかわからない、
という事態が毎日のように起こる。
毎日、なにかを必死に、探しております。
何かに執着する。
人より多く執着する。
人がついてこないところまで執着する。
宮崎駿さんの本が好きなのは、好きのレベルが
とっても深く、言葉の端々から、その熱量が
こぼれだしているからです。
自分が好きな世界を提案して仕事にするような人は、
人が追い付けないレベルの、熱に浮かれた時代が
長く続いた経験が必要だと思います。
明日から横浜のフィッシングショーが始まります。
実際の釣り道具を手にして比較できる貴重なチャンスです。
行きたかったけど、大阪だけにします。
天龍ブースでは、開発部の舟木君と三井君と斎藤君が立っております。
こういう機会しか出てきませんから、話しかけてみたらいいと思います。
カタログやネットでは、得られない話をしてくれるかもしれません。
ぴょん吉、健在です。
0:40あたりから曲が始まります。
カントリーあがりの人ですからギターも
自分で弾くのです。
テレキャスターをコードストロークで弾くところも、
元カントリーの人らしくて好きです。
]]>
ジャンボ干支を見てきました。
昭和52年より、稲穂一反分を使用して
巨大な干支を作るようになったようです。
ハンドメイドが大好きな私。
絶対に見ておきたいアイテムなのですね。
どうやって作ったのかな?
誰がデザインするのだろう。
1巡目は、初めてのものばかりだから、
やりやすい部分もあったかもしれない。
難しいのは、2巡目以降でしょう。
みなさんに楽しんでいただこうと思えば
前例を踏襲するわけにはいかない。
歴史を積むほど、お客さんの期待は、上がる一方でしょう。
なんとか継続してほしいですね。
すでに毎年の楽しみになっていますからね。
ここ数日、彼女のピアノに癒されています。
勉強不足で、ノーチェックの方でした。
ベースやドラムの音がよく聞こえるステレオシステムで
聞いていただけると、なお興奮できるでしょう。
]]>思い出を守らなければなりません。
社会に出て、働き始めて、自分の周りに壁を作り、
感情を抑えて、一喜一憂しないようにする。
誰でも、思いっきり笑いたいはずですよねー。
思い出しましょう。
ちいさなことにも一喜一憂していた時代を。
批判の目ではなく、あこがれの目をもって
釣り道具を見ていたころを。
カスカスにならないための努力が必要です。
思い出を大切にしましょう。
摂津ビルディングの2階店舗予定スペースを
快適なものにするために、さらなるアイテムを加えました。
ウィンドチャイムです。
アメリカのウッドストック社が作っているものです。
いろいろなサイズと音色があって、店に置くならと
一番大きなものを買おうとしたのですが、サウンドが
イメージと違っていたのです。
全モデルを鳴らしてみて、カノン、というシリーズに決めました。
0:10あたりから音が鳴ります。
今日、しばらくぶりに鳴らしてみましたが、
やはり、いいですね。
ゆっくりとしたスピードで鳴らしてもいいし、
早いスピードで鳴らす音もいいですね。
まぁ、好みなんですですけどね。
久しぶりに彫金師の竹内さんに連絡を取りました。
まずは藤原君の件を伝え、その後、お互いの状況を
交換しました。
久しぶりでも会話には全く困りませんでした。
竹内さんは、私が釣り道具に彫金という技法を
取り込みたくて日本中、探し回って見つけた方。
彫金って、下手をすると入れ墨のようになってしまったり、
細かな細工をしすぎると絵のように見えてしまうのです。
竹内さんは、そのバランスが素晴らしかった。
さらには、初めて会った時から、肌感覚で、この人、
気が合う、と思いました。
私が一緒に仕事をする人には、この感覚が欲しいと考えています。
どうせ無理を言うことになるのです。
どうせ巻き込むことになるのです。
ビジネス的な付き合いなんていらないのです。
同じ方向を向いて、いい釣り道具に向かってくれる人が
欲しいのです。
竹内さんは、ずいぶんと年上ですが、一生付き合っていきたい人だと
思ったのです。
久しぶりに話して大きな刺激をいただきました。
はやり、竹内さんはいい。
ギタリストで同じような名前の人がいるのですが、
この方は、キーボードを弾く人です。
かつてWARというバンドにいた人です。
カッコいいですね。
人生をカスカスにしないためには、音楽も大切だと
思いますね。
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メールをよくいただいていた。
子供時代は、ルアーフィッシングという、くくりはあっても
バスとトラウトの区切りは、なかったのです。
雑誌で見る釣り道具の、すべてにあこがれを持った私の
根源的なモノつくりに、魚の区別は薄いのです。
ノーズマウス・タンは、藤原雄一が開発したトリプルフックです。
これまでにないものを作ろう、とにかくフッキングするフックを作ろうと
細軸で作り上げました。
藤原君は、バス用に作ったのですが、私は、むしろ鱒釣りに
使えばいいのではないか、と思っておりました。
ぜひ、お試しいただきたいと思います。
キャトルスリムも、本流で鱒を狙うロッドとして
活躍してくれると考えています。
軽いルアーを投げるためには、しなやかなロッドを
作る必要があります。
しかし、しなやかなロッドは、ランディングの際に、ぶれてしまって
バラシが多くなるのです。
ブランクの全体を4軸カーボンで覆っているキャトルスリムは、
釣り人が、魚の動きをリードしながらランディングまで持ち込むことが
出来るのです。
柔らかな鱒の口を強引に引っ張れば、裂けてしまいます。
適度なテンションを維持しながら、取り込む必要があるのです。
ロッドのブレは、釣り人の見えないところで発生してしまうもの。
そういうロッドでは、いくらテクニックを磨いても、不確定要素を
抱えたままで、発展がありません。
キャトルスリム、お役に立ちますぜ。
摂津ビルディングの店舗にするはずのスペースに
カモメをつるしました。
少しずつですが、雰囲気のあるスペースにしていく
つもり。
私が集めた、役に立たないアイテムでいっぱいにしたいなぁ、と
考えております。
こ、このギターは、デイヴィッド・T・ウォーカーではないか!!
]]>短いロッド?なども思われるのではないでしょうか?
私が求めるのは、使い心地が軽いロッドです。
投げるのも、ルアーを動かすのも、魚を獲り込むのも
ラクチンなロッドがいいですよね。
私が作るロッドは、硬いロッドも柔らかなロッドも、
軽いロッドも、重いロッドも、短いロッドも長いロッドも、
ラクチンに扱えます。
こう思うようになった、きっかけは3つ、あります。
一つ目は、メキシコでの釣りです。
4日か5日程度、朝から晩まで釣り続けたのです。
新しいブランドを立ち上げたばかりであり、それまであまり使わなかった
カーボンロッドとPEラインを使いました。
2週間ぐらいは釣り続ける自信があったのですが、3日目で手首が
我慢できなないくらい痛くなりました。
二つ目は、ブライトリバーを立ち上げたころ、ブランクを作ってくれる
先を探しておりました。
そのファクトリーが普段作っているロッドを振らせてもらうのですが、
あるピッチングロッドが気になりました。
とてもパワーがあるのですが、普通にオーバーヘッドキャストが出来るのです。
それまでの常識が壊れました。
3つ目は、この体験が一番古いのですが、FenwickのFC-64を使ったときの
印象です。何も考えず、ロッドを上下させるだけで、ルアーがすいすい泳ぎます。
そのルアーを上方向へ振りかぶれば簡単に正確なキャストが行えました。
これらの体験が、それ以降のロッドつくりに大きく影響しました。
もちろんロッドだけでは実現できません。
グリップも大切ですし、ラインも大切です。
何度も聞いていると思いますが、私は釣りをしている最中は、
道具が消えてほしいタイプです。
ポイント選びに集中したいし、そのポイントをどういうアプローチで
攻めるかに集中したいのです。
スムーズな動きをしないタックルは、邪魔になるだけなのです。
では、どうやって疲れないロッドを実現するのか?
多くの方がロッドの曲がりに注目すると思いますが、
ブランク捻じれにも注目する必要があります。
さらにネジられたブランクがもとに戻るスピードにも
気を配ることが必要です。
ネジられたスピードと、もどるスピードが同じ程度になるように
するのです。
ガイドの大きさも大切ですし、その配置も考える必要があります。
特に、トップウォーターロッドの場合は、ティップを柔らかくしすぎると、
問題がいろいろと起こります。
長くなりました。
まぁ、いろいろと考えて作っているということですね。
難しいロッドは作りません。
簡単でラクチンなロッドがいいロッドなのです。
最初、この声には違和感を感じておりました。
でも、聴いていると中毒性があるのか、
とっても好ましいものと思えてきました。
]]>今日もそのまま行けるのではないか?と
滋賀県米原市の漁港に向かいました。
風もなく、穏やかな気候で、エンジンをばらした後は、
船底塗料も塗れるかな、と考えておりました。
その時、軽トラックがとまり、西居漁協長が一言。
「なんでこんな寒い日に来るねん!」と。
え、温かいですやん・・・と我々。
エンジンをばらした時点で曇り始めました。
想定外は起こるもの。
船底塗料を塗るには、以前に塗られていた塗料を落とす必要があります。
高圧洗浄機を使えば、簡単に落ちますよ、と聞いていたのです。
落ちません。
わずかに落ちますが、効率が悪すぎます。
思わず西口!! と叫びました。
気温が下がり始め、昼食をとっていると、
小雨が降り始め、その後、一気に嵐になりました。
荒れくれる琵琶湖。風の音も、半端なものではありません。
イメージとしては冬の日本海。
怖いぐらいの荒れ模様。
西居漁協長が、また来てくださり、
「どうや、言うた通りやろ」と。
我々は、なめていました。
今日の荒れ模様は特別なモノではなく、
冬のあたりまえの景色であるとか。
その風のせいでしょう。
仲間の船の係留ロープがほどけていました。
電話して「ひとつ貸しねー」と、結びなおしました。
洒落は、ともかく、この風は、助け合うしかありません。
次は、我々の船かもしれません。
57歳になっても知らないとこが次々と起こります。
日々、勉強ということなのでしょうね。
Let's Walk Together · Joe Haywood · Bobby Robinson
こういう曲を普通に聞けるかどうかで
世代が分かれる気がしますね。
私は好きですが同世代の人は、すでにきついでしょうね。
ヒットする曲は時代によって変わっていく、
ということなのでしょう。
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本来、無口な私ですが、スイッチが入れば喋ります。
このたび、4Sの和田君にチャンスをいただき、チャッカークラッシックの
ことを話せ、ということですので、たっぷりと喋っております。
和田君が目の前にいたもので、しゃべりも砕けたものとなっておりますが、
彼との関係が影響していると思ってください。
普段は、もっと丁寧にしゃべります。
チャッカークラッシックのことを喋るのは、ある意味で簡単で、
逆に言えば難しいのです。
語りたいことが次から次へと湧き出し、言葉に出来なくなるのです。
いっぱい、しゃべっているやんか!と思われるかもしれませんが、
自分の中では全く伝えられていない気がしています。
藤原君と一緒に作ったものですから、私だけの視点で、
説明をしているような気がしてしまうのですね。
私たちは永遠に色あせないグリップを作りたかったのです。
私たちの名前なんて残らなくていい。
チャッカークラッシックが、釣り人に喜ばれて
使い続けられることが願いなのです。
京都ナイフショーが行われます。
釣り友達の菊さんも参加されます。
明るい方で、いろいろなことを喋ってくださるのですが
大切なことをポロっと、こぼしてくださることがあるので
聞き逃しては、もったいないのです。
ある日、ナイフショーで、かなり大きなナイフが
売れていました。
「あんな大きなナイフを日本で使うシーンがあるのですか?」と
聞いたのです。
「わかってないなぁ、心の悪魔と戦うんだよ!」と。
目からウロコのお話でした。
今年もフィッシングOSAKAが開催されます。
もちろん私は出ませんが、バスポンドさんやフロッグさん。
ストックさんも出られるとか。
私は、金曜日あたり、天龍の塩澤会長と
歩いているかもしれません。
明日、1月13日は、琵琶湖でボートの修理をしております。
事務所は留守になります。
Rainbow featuring Will Boulware "Feel Like Makin' Love" from album "Crystal Green"
Mike Brecker; Tenor Saxophone
Will Boulware; Keyboads
Cornell Dupree; Electric Guitar
Eric Gale; Electric Guitar
Gordon Edwards; Electric Bass
Steve Gadd; Drums
Ralph MacDonald; Congas, Percussion
このメンバーだけでも興奮してしまう私ですが、
最近、キーボードを弾いているWill Boulwareが
気になっておりまして、とってもいいのです。
彼のアルバムは、廃盤ギリギリですから急いで
集めました。たぶん、タブっていますが、
持っておかねばならないのです。
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その際に、現在決められているルールにたいしての
ディスカッションをするのです。
これまでのルールに、はまらない新しい事態に対しての判断を聞いたり、
そのルール自体の改定の要望を伝えたりするのです。
さらに、琵琶湖は、淡水の湖でありながら、
漁業の法律の扱いの中では海なのです。
今の時代に、そぐわないような法律も残っておりまして、
これって、どうなの?という話も。
今年は個人アングラーに対しての、引き縄釣りの承認希望者数が募集日に
2千を越えました。
水産課は、4人しかいません。
その人数で、対応するには限界が来ているはず。
できるだけ公平に対応したいが、どうしたものか、なんて議論も出てきます。
あっという間に、2時間が経ってしまい、議論は終了となりました。
チャッカークラシックやリバーマスターの、製造にかかる時間が
伸び続けています。
伸ばそうとしているわけではなく、時間がかかってしまうように
なっております。
仕上げの多くの部分を外注するようになったのですが、
藤原君の品質基準をまもれる外注先は、簡単には見つからず、
探し、説得してようやく付き合っていただいている職人集団です。
この方たちに、急いでくれ、とは言えません。
一般社会でも、人手不足は大きな問題になっておりますが、
わが社にも、平等に訪れているようです。
常にどこかで作業が行われていいます。
いいものを作るためには時間がかかる。
当たり前の事実が目に見え始めた、ということでしょうね。
ご理解いただければ、と思います。
数日前、自分の作ったロッドを見てほしい、という
お客様が来ました。
5分だけですよ、と対応したのです。
気がつけば、2時間。
お客様は逃げるようにして、お帰りになりました。
いえ、次の予定があったからです。
私の話が嫌になった、とは思いたくないですね。
というわけで、2階の店を開くのは、ますます
難しい気がしてきました。
開けるんですけどね。
Earth Wind & Fire - That's the Way of the World
なかなか曲が始まりません・・・。
まぁ、モーリス・ホワイトの動いている姿を
見るための映像です。
が、曲が始まると、さすがです!
]]>嫁さんによると、結婚記念日でもあるそうで、
雨の中ですが、堀川戎神社に行きました。
昨年買った福笹を返納し、新たな福笹を買います。
商売は繁盛しなくてもいいから、病気せず、商売を
続けさせください、と。
お昼ご飯は、ゆかりの一品香に
行きました。
この地域は、私が釣り業界の修業を始めた
場所なんですね。
随分変わったな、と周辺に目をこらしていると、
見落としそうな、周りから見ると、とり残されたような
古い建物がありました。
これは・・・・・・・・・。
私がキャリアを始めた最初の店があった場所(のはず)!!
もう、28年前の話です。
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スペースは、津波さんが使う予定なのです。
いい加減、かたずけないと、とバタバタし始めたのです。
古い資料を選別し、残しておいた方がいいと思うものを
EVERNOTEに取り込み、クラウドに上げていきます。
雑誌は必要な部分だけを残し、後は捨てていきます。
その作業の中で、下のイラストは、捨てられませんでした。
額に入れようと画材屋さんに行きました。
ルー・チルドレのイラスを入れた額をサンプルに持っていきました。
こういうのがいいんですけど・・・。
すると店員さん「それ、ヒャッキン、先の饅頭屋の交差点を左に曲がったら
キャンドゥがあるわ」と。
少し、ショックを受けたのですが、考えてみれば
自分の店の商品を勧めてもよかったはずです。
いい店員さんだと、思うことにしました。
トライアルさんから連絡がありました。
五十鈴工業が75周年ということで、
その記念に新しいリールを発売するというのです。
すごいですよね。
見た目で、421をちょっとだけ、大きくしただけやろ、
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
大変だったはずです。
リールというのは、バランスの集合体でして、一部を変えただけで
全ての機能に影響を与えるのです。
満足のいく品質を実現するためには、相当な忍耐力が必要になったはずです。
実物に出会うのを楽しみにしましょう。
当社に分けてもらえるのかは、神のみぞ知る、ということなのですが、
どこかで触ってみたいですね。
Get It Up For Love · Ned Doheny
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