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1984年スミスカタログではHEDDONをどう紹介したか?

ヘドン社の宝箱を手に入れると。

 

100年近くも前のアメリカの小さな町のできごとを、歴史の霧をすかして眺めているだkなのですから、ほんとうのところはわかりません。

もしかしたら、当時のドワジャックという町では、あるいはアメリカの北部や中部地方では、「プラグでバスが釣れる」ことを、もうバス釣り師たちが知っていたのかもしれない。自分たちで作りっこして釣っていたのかもしれない。わがジェームス・ヘドン師も、当時はそんなバス釣り青年の1人だったかもしれない。

いや、もしかしたら、ではなく、ほんとうにそうだったのではないか。

さもなければ、いくらジェームスがすばらしいプラグを作りだしたからといって、それですぐバスが釣れると信じて買う人が、そんなにおおぜい、たちまちに生まれるなんて、考えられませんもの。

ともあれ、ジェームス・ヘドンは1898年、最初のプラグを発売しました。

それがなんと《ウッドンフロッグ》という、カエルをイミテーションしたトップウォータープラグです。

プラグで釣る面白さの神髄を、最初からしりつくしていた、としかいいようがありませんし、また、当時のアメリカのバス釣り師たちも、じつに遊び心が豊かだったわけですね。

ヘドン社のうれしいところは、この心をいまも頑として捨てないでいるところなのです。

とにかくヘドン小父さんは、ほんとうにプラグづくりが好きだったのでしょう。

あれだけたくさん傑作を発表してなおまた、「どうして売らなかったのか」と思うような試作が、いくつもあるのです。

 

SMITH 1984 カタログ

 

 

トップウォーターを楽しめるバスポンドが、ひところに比べるとずいぶん蘇ってきた感じがします。事実、アメリカのトップバサーたちが日本のバスポンドでかれらのテクニックを披露したあと、「こんなに魚が濃いなんて、日本のバサーたちはしあわせだなぁ。」

と、必ず洩らすと聞いています。

せっかくいい環境が生れはじめているのです。

大いに面白がって楽しいもうではありませんか。

トップウォータープラグ。

動かないままなら、おそらく水面に浮くゴミにしか見えないだろうものを、バサーたちが思い描いた自分のイメージによって、動かす。

プラグはバサーの思い入れの演出にしたがって傷ついた小魚になる。間抜けな侵入者になる。

瀕死の昆虫になる。なって、バスを誘う。

バスにだって頭脳があるわけで、記憶力もある。

思考力もある。警戒心も、ある。

その知恵と経験に働きかけて、食欲をそそったり、闘争心をあおったりする、動きの演出。

その成果。

このプロセスことが、バス釣りのだいご味だとすれば、プラグの演出ぶりも、バスの反応ぶりも、見えないより見えるほうが、楽しい。

同じトップウォータープラグでも、演出のよしあしがはっきり出るほうが難しいけど楽しい。

 

HEDDON 1958 カタログ

 

JAMES HEDDON’S SONS

ヘドンというプラグメーカーには、創業者ジェームス以来の「面白がり精神」というか、じつにうれしい「遊び心」が、いつも生きつづけています。

それはどのプラグの中にもこめられているのですが、たまにそれが、思いっきり凝り固まってしまうことがあるのでしょう。

そんなときに、「ひょうきん族」が生れてくる。

クレイジークロウラーなどは、その代表例です。

とにかく、キャストして引っぱると、両腕を大きく振りあげて、じつにすさまじい音をたてて泳いでしまう。まるでオモチャとしか見えないのですが、

ふしぎなことに、これがみごとに魚を誘うのです。ストライクしてくるのです。

問題はじつに、ここから生まれてくるのですね。

この演出に眩惑されてしまって、つい演出を忘れて。

忘れてしまっているくせに、こんな自分勝手に演出をしてしまうのは、ビギナー用だと馬鹿にしてしまう。

ほんとうは、そうじゃないのです。このくらいの演技派だからこそ、ロッドワークしだいでなかなか複雑微妙な行動もみせてくれるのです。

フラップテールのついた仲間も、同じことです。テールのフラップがあまりのも仰々しく大きいので、シニアバサーたちは、ついビギナー用だと錯覚して、タックルボックスの中に加えない。

ところがこいつ、じつにみごとなウォーキングザドッグアクションの演技を、展開するのです。

フラップなんて無視してかかっていい。まずはストップ&ゴーの演出をする。すると水の中でフラップが、華やかにきらめき踊るというわけ。

HEDDON 1958 カタログ

 

さて、この「ストップ&ゴー」です。

たいていのバサーは、トップウォータープラグの、それもペンシルベイトのときには、とても真剣に、きめ細かく、多彩に、ストップ&ゴーのメソッドを実行なさいます。

しかし、同じトップウォーターでも、プロペラがついたり、アームガツイタリ、テールがついたりすると、とたん、ストップ&ゴーが雑になってしまう。

どうもそんな気がします。

たしかもクレイジークロウラーなどは、引っぱりさえすれば、大きな水音をたてて泳いで、とにかくバスを誘ってはくれます。

タイイングフラッターやウンデッドスプークの甘いスウィッシュサウンドは、風の強い日でも確実にバスにささやきかけます。

あるいは、トピードやウンデッドザラの、あのスウィッシュ&ウォーキングザドッグアクション。

みんな演出達者だから、ついそれに頼るのです。

もしこの連中に、あの、ペンシルベイトなみの演出を加えたら、さあどうなるのでしょうか?

試みる価値は、ありそうな気がしませんか。

 

HEDDON 1958 カタログ

 

ヘドン社には伝説がたくさんありますが、どうもそれは、この会社の制作方針の、断固たる思い入れの強さに起因している、というきがしてなりません。

たとえば、ミノーです。

これだけ多種類のプラグを出していながら、ミノーといえば、いまでもタイガーだけ。しかも、このタイガーだって創立以来50年もたってから、やっと発売されたくらいだったのです。

しかし、このプラグ。

ヘドンがアイデアを暖めぬいて出しただけのことあって、ヘドン社筆頭といわれるほどのベストセラーになりました。

写真の金属片入り透明ボディこそ、タイガーのオリジナルでして、一時ヘドン社はこのデザインをやめていたのですが、私たちの特注で、日本だけは、これを復活させています。

ヘッドハンターミノーにも金属片が入っているのにお気づきでしょうか。

これも私たちの特注。バス、シーバスにたいへんな威力です。

このヘッドハンターミノーにしたところで、断面が逆三角形という、ユニークな個性なのです。

これもヘドン一流の、バスプラグのアイデンティティというところでしょうか。

このアイデンティティが、ミッドウォータープラグでも一貫しているのはごらんのとおりです。

バスという魚は、徹底敵に隠れ家好きでありまして、だから、彼らがいるのは、水底から30cmと離れていないところだよ、と、よくいわれます。

ずいぶんと極端な表現でありますが、たしかに真実をついているようで、人造湖などで水中に立木が入っていたりする場合を除けば、沖合いの中層などでバスを見かける例は、まずない。

たいていが、駆け上がりの途中にアル岩陰や、切り株や、倒木や立木の根の陰にひそんでます。

したがって、ミッドウォータープラグといっても、バスのいない中層を漠然と引いているだけでは、バスを誘うことはできないのですね。

やはり、トップウォータープラグと同じようにストラクチャーを狙って、正確にプレゼンテーションしなければならないし、バスが安心して行動している隠れ家の近くまで、沈めなければ意味がありません。むろん、単純なリトリーブだけでなく、ストップ&ゴーの演出が必要です。ディープダイバーでゲームする場合にも、プレゼンテーションをするのは、岸辺のストラクチャー。つまり、スポットです。

プレゼンテーションして、最初から思いきって深くダイビングさせるのもより、あるいは少し深くダイビングさせるのものいい。とにかくダイバーたちのクランクアクションやバイブレーションの妙を、ぞんぶんに発揮させてください。

 

HEDDON 1958 カタログ

 

ネタ切れになると古いカタログから文章を紹介しています。

上で紹介した文章は、とても書きにくかった(ワードデーターにしています)。

 

文章が悪いわけではなく、何かを説明する言い回しが私のパターンと全く違う。

この書きにくさには記憶がある。

 

則さんの文章を書き写していたころに感じたことがある。

このカタログでの紹介文は則さんが書いてるのではないだろうか?

 

Maysa —Family Affair

いつでも彼女は最高です。

いくら太ってもそれは変わらない。

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