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Blackbass#3502、3562はジム・グリーンにささげるロッドなのです。

子供のころあこがれたロッドはスミスさんのFO-60に

フェンウィックのFC-60でした。

 

不確かな記憶ですが、FO-60が16000円。

FC-60が24000円。

 

決まった金額のおこずかいをもらっていなかった私にとって

買えるはずのないロッドでした。

 

それだけに毎日、カタログをにらみつけてばかりいたのです。

ロッドを作るようになって当たり前のようにその2本は研究対象と

 

なりました。

その後、Fenwickのロッドはジム・グリーンが設計している、と知るように

なります。

 

Secrets of Fly Casting, by Jim Green

 

そして、ジム・グリーンが作ったと思われるロッドを集めまくりました。

アクションの秘密を見つけたかったのです。

 

FC-60を徹底的に研究すればいいという考え方もあるでしょう。

私は違います。

 

ジム・グリーンを知りたかった。

だから、ルアーのロッドでもフライのロッドでも海用のロッドでも構わなかった。

 

いろいろ使って根底にながっる彼の考え方を知りたかった。

同時に彼が作ったロッドをコピーするようになります。

 

コピーんなんて出来ないのですが、少しでも近づきたかった。

 

彼が書いた、と思われる文章も探しました。

下に紹介するカタログはフェンウィック社がブランクを売るために

 

発行したもの。

グラスファイバーに関連する部分を抜き出してみました。

 

翻訳された文章ですので、少しおかしい部分もありますが、

これは私のせいではありません。

 

ファーバーグラス フェングラス・ロッドブランク

今日、優秀なロッドは全て、むくの素材によってできているソリッド・タイプではなく、

チューブラーになっているホロー・タイプと呼ばれるものです。この移り変わりは、

単に重量を軽くする目的のためではなく、ロッドのアクションに大いに関係しています。

ロッドが湾曲したときに、このカーブの内側のブランク壁は圧縮された状態になっています。

同時にカーブの外側のブランク壁は伸びた状態になっています。この同時に起る伸びと圧縮が、

ロッドの元の真直ぐな位置に戻ろうとする引張りの力を生み出します。

しかし、ソリッド・タイプのロッドには、この引張りに関係のない部分があります。

それが他ならぬ、ロッド壁のちょうど真ん中の部分なのです。

この中心部分は、圧縮されたカーブの内側の壁と、伸びた状態の外側の壁とのちょうど中間の位置であるために、

ロッドのアクションに関して少しも役にたってはいません。

このためにソリッド・タイプのこの中心部分は取り除かれてしまいました。

実際に、ソリッド・タイプのファイバーグラス・ロッドは重量が増えるだけで、

引張りの力が充分に働かず、アクションを損ねてしまいます。

このような理由から現在のホロー・タイプのロッドが誕生したわけですが、

まだアクションには少しも役に立っていない部分が残されています。

ホロー・タイプのブランクの場合、湾曲したときには、カーブの内側と外側のそれぞれのブランク壁の外側と

内側に伸びと圧縮の力が働いています。

このためにブランクの壁の暑さのちょうど真中の部分がアクションには関係のない部分になっています。

より優れたアクションを生み出すためには、このブランク壁をあまり薄くしてしまうと

構造的に厚迫力に弱いものになってしまいます。

多くのロッド・メーカーがブランク壁を厚目に仕上げる理由がここにあります。

フェンウィック社では、このブランク壁の暑さの問題を独自の製造方法で解決しました。

それはファイバーグラス繊維を圧縮して用いるという方法によってです。

この方法はファイバーグラス繊維の密集濃度を高めてブランク全体に行き渡るようにしたもので、

強度を犠牲にすることなく、即応性の高い、アクションの優れた非常に薄いブランクを作り出します。

これがフェンウィック独自のハイ・デンシティ・ラミネーション方式による製造方法です。

同じ製造方式にもとづくフェングラスはハイモデュラスに仕上げたロッドと云えます。

フェンウィック社はこのようにファイバーグラス・ロッドに関する知識をより一層深め、

さらによりよい製品を生み出す努力を怠っていません。

 

ファイバーグラス及びフェングラスロッドブランクのジョイント方式は完成モデルと同じ

フェラライト方式になっています。

かつてフェルールがロッド・メーカーにとって問題となっていた時期がありました。

それはフェンウィック社のフェラライト方式が世に出る前のことです。

当然のことながら多くのロッド・メーカーにコピーされているこのフェラライト方式をフェンウィックは

14年も前に開発しました。

このフェラライト方式の考え方は、現在もHGMグラファイト・ロッドをはじめフェンウィック社の

全てのモデルに採用されています。

フェルールとは、本来の意味からすれば、ロッドのジョイント部が金属でできているものを指すわけですから、

その意味ではフェラライト・フェルールはフェルールとは言えません。しかしながら金属ジョイントの

持つ弱点を見事に克服して、1ピース・ロッドのアクションを2ピース・ロッドにも生かすことを可能に

しています。フェンウィック社のトラベル・パック・ロッドは、このフェラライト・フェルールが

開発されてはじめて生み出されたフィッシング・ロッドだといえます。

フェラライト・フェルールの結合の仕方、手入れなどはHMGグラファイト・フェルールと同じです。

(Fenwick Rod Builder's Handbookより抜粋)

 

 

今年になって発売したブラックバス3502と3562は、ジム・グリーンの

ロッドアクションをベースに私が再構築したもの。

 

彼にあこがれて憧れて、おいかけて追いかけて見つけ出した

ロッドアクションです。

 

BlackBass #3562

 

突然、音楽の話になりますが、若いころは日本人の

演奏するブルースを馬鹿にしていました。

 

アメリカの黒人さんが演奏するものしか認められなかった。

いまは日本人でも素晴らしい演奏をする人がたくさん表れています。

 

私もロッドを開発し始めたころは、日本のファクトリーでは

ジム・グリーンのアクションを作り上げるのは無理だ、と思っていました。

 

劣等感がありました。

私がキャリアを積み上げ始めたころには、Fenwick社はアメリカでのロッド生産を取りやめ、

 

台湾に製造拠点を変えてしまいました。

台湾から高品質のグラスロッドが生み出されることがなかったのです。

 

私のロッド開発は30年以上前に作られたものを再現させようとする

めんどくさいものであったのです。

 

よくファクトリーさんが付き合ってくれたものだと思います。

フェノールグラス、Eグラス、Tグラス、Sグラスで作りました。

 

ジム・グリーンは仕事として多種多様なロッドを開発する必要がありましたが

私はトップウォーターロッドだけを作ってきました。

 

しかも、自分が好きなものだけを作り続けてきたのです。

ブラックバスはジム・グリーンの香りを持ちながらも日本にしかない、

 

トップウォータースタイルに適合したロッドアクションに仕上げております。

1994年ごろから、大きなトップウォータープラグしか投げない、というスタイルを

 

提唱してきました。

当時、そのための専用ロッドはなく、あるものはオリジナルロッドを作り、

 

あるものはビンテージロッドから使えそうなロッドを探し続けてきました。

そういう時間の積み上げがブラックバス(ロッド)シリーズに生きています。

 

愛は彼方 / 今井優子

吉田美奈子さんがオリジナルだと思うのですが、

彼女のバージョンも素晴らしいですね。

鈴木茂(g)、今 剛 (g)、村上秀一(ds)、斉藤ノブ(ds)らが参加

ということで、こちらも吉田美奈子さんバージョンに

劣らず見事な演奏が繰り広げられております。

 

 

 

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