できるだけ、かかわりたいのです。
私たちのキャリアは、ルアーつくりから始まりました。
木を削るところから始めたのです。
出来上がるまでの過程をすべて見ることが出来ました。
それが嬉しかったし、その嬉しさを伝えるために
メーカーになったのです。
やりたいことが増えてきてロッドやリールを作るように
なったのですが一つ、違っていました。
作られているところが見えないのです。
当たり前です。
遠いところにある工場で作られるのです。
見えるわけがない。
でも、私たちは不安でした。
すべて見てきたから説明できたし、お勧めすることも出来たのです。
見ていないものをどうやって売るのか。
そこで加工を分けてもらうことにしたのです。
ギアとかの高い精度が必要とされるものは無理です。
しかし、サイドカップの加工とか、ハンドルとかドラッグでしたら
私たちでも参加できます。
五十鈴工業さんからすれば面倒なだけのはず。
無理を言って付き合ってもらっています。
この時期、北井部員は大変です。
グリップに加え、リールパーツも仕上げらければなりません。
リールを100台作るとすれば磨くパーツは400~500の数になります。
これは相当に狂った作業量で彼の働きがないと私たちのリールは
出来上がってこないのです。
リールというものは量産技術の塊です。
そこに小さな会社が挑戦しようとするのですからね。
「早くパーツを送れ!」と罵倒されながら、
日々、がんばっております。
リールロックグリップを発売しておりますが、
ミッチェルリールのフットが入らない、という
情報が寄せられました。
なるほど、事務所にある308を合わせてみるとフットの全長が長く
幅も広かったのです。
リールロックグリップに合わせると、かなり無理があります。
どうしたものか・・、と思っているとお客様から情報提供がありました。
308Aや408Aのフットなら合いますよ、と。
というわけで、たっぷりとボディーパーツを手に入れました。
このボディーに交換するだけでリールロックグリップに
取り付けることが可能です。
近く販売するつもり。