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新しいフックは、ケンケン針を参考にしたものです。

20年以上前のことです。

高知県の海岸沿いを歩いていました。

 

オリジナルの釣り針を作りたかったのです。

釣り針と言えば兵庫県の東条が有名ですが、

 

歴史を調べると、土佐(高知)の技術を参考にした、という

記述があったのです。

 

調子、上がってきました!

 

さらに土佐は本職用の釣り針を作っている

イメージがありました。

 

漁師さん用

 

高知県の釣具屋さんにはいると、大阪では見たこともない

釣り針が並んでいます。

 

とくに目を引いたのがケンケン針でした。

Wフックやんけ!と叫んだほど。

 

漁師さん用ケンケン針。

 

しかし、シャンクは短いし、針金が太すぎる。

ちょっと変えればオリジナルになるやん、と考えたのです。

 

インターネットも発達していない時代、ぶっつけで高知県まで来たものの、

どこに行けばいいかわからない。

 

ようやく、それらしいところを見つけて飛び込んだのですが、

「兄ちゃん、楽しみやろ」と相手にしてもらえない。

 

通うには遠すぎるし、兵庫県で釣り針メーカーを飛び込みまくる作戦に変えたのでした。

私のルアーつくりは、ヘドンのヴィンテージルアーをべースに始まりました。

 

ヘドンにはマスタッドがついており、そのカッコよさに惹かれていましたので、

マスタッドをベースにWフックを開発してきました。

 

Wフックの開き加減が比較的、広いタイプを長く作ってきました。

同時にいつかは、土佐でみたケンケン針をやってみたい、という気持ちがあったのです。

 

 

今回、新しいフック作りの担当を譲ってもらったのです(藤原君からです)。

最後のチャンスかもしれないと、夢のケンケン針に挑戦することにしました。

 

Wフックの開き角度が狭いタイプですね。

日本のフィールドが作り上げたフック形状を踏襲しながら、針金を細くし(2Xストロング程度)、

 

ロングシャンクに調整しました。

 

 

2本のフックがバイトしてきた口にぐさりと刺さります。

バラシが減るのですね。

 

20年前には門前払いされた名門釣り針ファクトリーに製作を

お願いしました。

 

日本より海外で有名なメーカーですが、その針先の鋭さ、耐久性の高さで

釣り人の応援を受け続けてきたファクトリーです。

 

このファクトリーでオリジナルフックを作ることが夢でした。

息子さんの世代になっており、近くに私の親戚が住んでいたので紹介してもらうことで

 

つながりを作りました。

いわば、ノーズマウスセカンドが生まれるまで20年以上の歳月がかかっているわけです。

 

針なんて、大手メーカーのものが一番いいんじゃないの、という方が

多数意見なのかもしれません。

 

私たちのものつくりは、その時点での最高のものをお客様にお届けしたい、というもの。

フックだけ、知らない人が考えたものを取り付けるわけにはいかないのです。

 

正しいかどうかは、いずれお客さまによって判断されるものでしょう。

ただ、私は自分たちで考えた仮説をファクトリーにぶつけ、ファクトリーの

 

経験も受け入れながら新しいものを作っていきたい。

 

これまで開き角度の広いものを販売してきました。

狭くして大丈夫か?という葛藤は大きなものでした。

 

しかし、ファクトリーの方からのアドバイスやビルダー仲間からの意見なども

集約し、新たな挑戦することにしたのです。

 

藤原君に新しいパッケージデザインをしてもらいました。

いま、印刷中です。

 

そのパッケージ素材がそろった時点で発売です。

 

次のルアー発売時には新しいフックが取り付けられることになります。

 

 

Boz Scaggs - Freedom For The Stallion

彼はギタリストなんですね。

歌のほうが評価されるようになったのですが、

それば残念なことではなく、いいことだと思いますね。

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