投げるだけでも楽しいのです。
バイクが好きな時代がありました。
仲間は走り屋さんが多かったのですが、私は
ツーリングでよかったのです。
バイクを走らせるだけでよかったのです。
同じ移動するだけなら車のほうが楽なのです。
でも、バイクだと移動している実感が得れるのです。
自分の体の下にエンジンがあり、その内部で起こる爆発するパワーが
チェーンを通じで後輪を回すのです。
トップウォーターの楽しさも同じなのですね。
バランスの取れたタックルでルアーを投げると、
気持ちいい。
ロッドが曲がって、その曲がりがまっすぐに戻ることによって
ルアーを放出させ、放出されたルアーがラインを引っ張り、
スプールを回すのです。
そのスプールが開店する様子が親指を通じて
感じられるのです。
そんな単純なことが楽しいの?と思われるかもしれません。
私、ゴルフをしていましたが、よく練習場に通いました。
みなさん、ボールを前に飛ばすだけに何時間を使い、
何千円も払うのです。
いま、はやりのトレッキングなんて、歩くだけです。
カヤックだって、こぐだけで十分に楽しいのです。
そう比較していくと、釣り人がずいぶんと贅沢な状況を
求める人たちであることがわかってきます。
まぁ、私は、釣り人であり、贅沢でいいと思っています。
静かな贅沢でしょうか?
トップウォータープラッガーの柴田 知佳子さんの
作品展が開催されます。
シリアスな作品ばかりなのですが、タイトルがたいてい、
硬いものを連想させるものがおおいのです。
釣り人だよなぁ、と勝手に思ってしまうのですね。