ラリーチョッパーは精神安定剤です。
朝から腹が立つことがありまして、頭の中は
黒い雲でいっぱいです。
いま、何か判断してはいけない、と
借りていたカヤックで淀川に出ました。
BIG SPORTSさんのFULL HP1です。
全長3.5mで重量が約13キロです。
ちなみに価格が16万円(税抜き)です。
インフレータブルのSUPの構造で底とサイドパネルが
構成されており、とてもしっかりしていて広いのですね。
こういう感覚のいんふぇレータブルカヤックは初めてです。
正直、驚きました。
重量が軽いため、水面をスイスイと進みます。
足で踏ん張るシステムも取り付け可能でした。
ルアーは、ラリーチョッパーだけを持ち込みました。
風が強かったので、流されながらラリーチョッパーを引きまくりました。
シャラシャラというプロペラサウンドを聞き続けていると、
気持ちが落ち着いてきました。
釣りはいいですね。
トラブルを起こしそうになる自分を静かな状態に戻してくれます。
最悪の一日になるかもしれなかった要因は午前中でなくなってしまいました。
真鍮を削り出したフットクレイ、4つだけあります。
製作をお願いしているキネヤさんが風邪をひいてしまったとの
ことで少しずつ出来上がってくることになりそうです。
この商品も今回が最後かもしれません。
素材となる真鍮の価格がどんどん高くなっており、今回も
やめようか、という話になりました。
なんとなくですが、今回を逃せば、もう出来ないかも、
と思ったんですね。
全部、自分のコレクションになってもいい。
そう思って作りました。
この商品はキネヤの奥居さんしか作れないのです。
企業はこういうものを作りません。
サイズを測って、誰かにお願いしても、この雰囲気は出ません。
機械を扱える人はいっぱいいても、このフックトレイを作ることが出来る人は
一人しかいないのです。
年をとるのは嬉しくないですが、このフックトレイの変わっていく様子を
見れば、悪いものじゃない、と少しは思えるのです。