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いいロッドケースとは、めったに出会えないのだ。

クレビス1501-5用のロッドケースが一瞬で

売れてしまいました。

 

10本作っただけなので、大した数ではないのですが、

驚きました。

 

 

ただ、当然だ、とも思いました。

キネヤさんがデザインし、自らが加工した

 

真鍮パーツが使われているのです。

優雅な曲線に細いローレットが控えめに入ります。

 

一番広い平面には、強いヘアライン処理が施されています。

見事な調和に私などは、うっとりとしてしまいます。

 

fenwickの古いもの。

 

今、ロッドケースを手に入れようとすれば、選択肢は

ほとんどありません。

 

どこかのアジアの国で作られた、とりあえず問題がないだろう、

というものしかないでしょう。

 

ロッドを保護するという意味において問題はありません。

 

フィリプソンの古いもの。

 

ロッドを保護するだけなら、紙パイプでいいし、

強度がいるなら塩ビパイプで十分です。

 

 

でも、おそらくですが、ロッドケースが欲しくなるのは

大切なロッドを手に入れた時だと思うのです。

 

だったら、大切なロッドに負けないだけの存在感や

カッコよさといったものが欲しくなるのは当たり前だと思うのです。

 

しかし、釣り人の思いを受け止めるだけのロッドケースが

存在しない。

 

 

ロッドケースに興味を持つ作り手がいないんでしょうね。

欲しいと思っても自分のなかにディティールがないと作れないもの。

 

色々なロッドケースを見てきておれば、自分なりの表現も生まれるのでしょうが

現代では、その方法がない。

 

当社の事務所には、手本となるヴィンテージが山ほどあって、いつも藤原君と

この金具のデザインがいいよね、とか、このローレットの入り方は痺れるとか

 

言っているわけです。

キネヤさんで作ってもらうロッドケースと、ブライトリバーがサトリ用に作る

 

ロッドケースのデザインが違うのも、芸風の違いがあるからです。

 

今日、10本売れたからと言って次の10本が売れるとは、限らないのが

ロッドケースというものです。

 

でも、欲しいと言われれば1本からでも作りたいと思いますね。

 

 

The Dukes of September - Lowdown (Live)

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