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トラウトグリップにフェルールが入らなくなった、という方へ。

トラウトグリップを使っていただいているお客様から

ロッドを取り換えようとしたら、フェルールが入らない、という

 

問い合わせがありました。

 

 

上の写真のように、いったんグリップからコネットを

取り外し、入らなかったフェルールに取り付けて、

 

しばらく時間をおいてください。

その後、グリップにセットしてただくと

 

入るようになります。

 

 

注意点ですが、キネヤさんが製作するトラウトグリップと

トラウトスピングリップは、ヘッドキャップにコネットを、

 

上端まで差し込む必要があります。

パチン、と止まるポイントがあるので、そのまで押し込んでください。

 

これが、中途半端な状態だと、きちんとフェルールをつかんでくれません。

 

 

樹脂コネットは、ロッドをセットする際に、フェルール以上の

口径に広がらなければならないのですが、その動きを樹脂の性質と

 

構造によって行っています。

ステンレスのバネ材で広げる3本爪システムと比べると

 

わかりやすいと思います。

外部から強制的に広げる装置を樹脂コネットは、もたないのですね。

 

だから、口径を広げる力が少ないのです。

結果、締め付けられたままの状態が長くなると、その口径をある意味、

 

記憶してしまう。

その時使っているフェルールよりも、わずかでも太いフェルールをセットしようとすれば、

 

入りずらい、とう事態になります。

ですので、樹脂に残る記憶をリセットするために、フェルールにかぶせて

 

しばらく置くという処置をとるのです。

 

 

ここまでの説明で、樹脂コネットが、めんどうなもの、という印象を

持たれたとしたら、私の説明能力が足りないのです。

 

樹脂コネットがなければ、トラウトグリップは生まれませんでした。

ロッドと取り外しの出来る構造のグリップはリールから前の部分の重量が

 

使い勝手に直結します。軽いほうが楽に扱えるのです。

細く、軽くできる樹脂コネットは、無くてはならないものなのです。

 

基本的に樹脂コネットは、安く作ることができます。

トラウトグリップに使われているKINEYA製のコネットは、そうとうに

 

複雑で難しい加工技術を必要とされるものですから一般的な例からは

外れますが、Brightcaster Gripに使ったものなどは、3本爪システムに

 

比較すると安く仕上げることができるのです。

3本爪システムは構造も複雑ですし、部品点数も多く、多くの企業による

 

分業体制で作られます。ですから千本単位で作る必要があり、一瞬で会社の

お金が飛んでいく事態となります。

 

樹脂コネットは、金型をつくる必要もなく、一つの工場で完結できます。

数も少なくて済みます。

 

だからチャレンジしやすいコネットシステムといえるでしょう。

当社は3本爪システムをメインに採用していきますが、軽量化を求められたり、

 

販売数が見込めないチャレンジするタイプのグリップには樹脂コネットを

使い続けることになるでしょう。

 

結局、適材適所ということで、どちらも無くてはならないのですね。

 

Diana Gordon - Once a Friend (Unplugged)

成長中なのかな。いいと思うんだけど

もっと良くなっていく人なんだと思います。

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