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職人さんの夢を形にできれば。

人と深く付き合うことは苦手なんですが、不思議と

おせっかいなところがあるのですね。

 

お客様からは見えないところで助けてくださっている

職人さんがたくさんいらっしゃいます。

 

私は、一緒に仕事を楽しんでほしいのですね。

お金でつながった関係ですが、私の仕事の中で

 

その人の色を加えて、私の要求以上のものが出来ればいいなぁ、

と考えているのです。

 

BLオリジナル(SIC)ガイドセット・A

 

上のガイドは茨城県にある岡田製作所さんに作っていただいている

ブライトリバーのオリジナルガイドです。

 

このガイドは幸せな作られ方をしました。

 

それまでにもガイドは作る機会がありました。

その時は熱意だけで作ってもらいました。

 

ガイドを作ったことのない人たちに、無理やり作ってもらいました。

リングを削る人、ガイドフットを曲げる人。そして、リングとガイドフットを

 

溶接する人を探し出し、ガイドは出来上がりました。

でも、それぞれの人が、ガイドに要求される要件を知るはずもなく、

 

ガイドの形はしていましたが、耐久性など見えない部分が多かったのです。

若かったんですね。

 

岡田さんとの付き合いは押しかけからはじまりました。

大阪の和竿屋さんで、岡田さん(当時は名前も知らない)のガイドを見た私は。

 

これだ!と思うのですね。

パッケージにはメーカーなど書かれておりません。

 

和竿屋さんに聞くと、関東のメーカーで、確か岡田と言う名前だったような・・・

と言う話。

 

そこからインターネットで探しまくりました。

それらしいところを見つけ、すぐに電話しました。

 

そして、すぐに行きますと。

私にはやりたい形がありました。

 

Vintage Rodに使われていたミルドラムと言うメーカーのガイドです。

とても上品な雰囲気で、自分が作るロッドにどうしても使いたかったのです。

 

しかし、トップウォーター業界はPEラインが標準のような感じになっていました。

つまり、SICなどのリングが入っていないガイドは、使いにくい状況になっていました。

 

岡田社長と何が出来るか、何が出来ないか?と言う話をしながら

恐れてもいました。

 

どのぐらいの数で作ってくれるのか?ということです。

ガイドは少なくとも4種類が必要です。

 

会社を辞めたばかりで収入は一切ない状態。

1種類1000個とか言われると、ごめんさない!と

 

逃げて帰ることになります。

結果から言いますと岡田社長もいろいろと新しものを作りたい人だったのです。

 

将来的にミルドラムのようなものを作りたいと伝えていましたが、

サンプルが次々と届きます。

 

電話も毎日かかってきます。

ガイドフットの幅はどうだ?ワイヤーの太さはどうだ?リングの高さは?

 

全体のデザインはどうだ?と。

これらの打ち合わせの間の費用は一切、請求されませんでした。

 

岡田社長の、それまで付き合ってきた方々は、エサ釣り関係の人だったので、

私のようなルアーの人間は珍しかったのかもしれません。

 

お金の心配はありましたが、品質の心配をしなくていいのが助かりました。

岡田製作所は30年以上ガイドを作り続けており、私の質問に対し、実際の経験から

 

答えてくれるのです。

ブライトリバーオリジナルガイドとして発売させていただいておりますが、

 

間違いなく岡田社長と一緒に作ったガイドなのです。

ガイドが出来上がるまでの、濃密な時間は一生、忘れないでしょう。

 

 

 

私のフライロッドは見た目ですぐにわかります。

リールシートの半分ぐらいがコルクなのです。

 

これは止むに止まれる事情がありました。

フライロッドの専門ではない私。

 

フライロッドをたくさん見ましたが、金属部分の占める割合が

多すぎるように思えました。

 

売っているリールシートを切って使っていましたが違和感が残ります。

リールフットを押さえるフードをカットまでして使っていましたが、

 

売るには強引すぎる。

結果、スピニング用のパイプシートをカットする方法を見つけました。

 

まんなかにコルクを配置すれば、金属が多すぎるイメージを取り除くことが

出来る。

 

問題は、リールシートの間に挟むコルクも手つくりということ。

フライロッドを200本、300本と作るなら業者さんに専用の

 

コルクを作ってもらえばいいのです。

でも、そんなにフライロッドを作ることはない。

 

結局、人間の手でひとつひとつ作るしかないのです。

コルクが安い、と思っている人は多いでしょう。

 

いまやコルクは安くないのです。

そして、フライロッドを組んでいただいているのは一流のバンブーロッドビルダーさん。

 

私のフライロッドはカジュアルなイメージがあるかもしれませんが、

真剣度合いにおいて負けるところはありません。

 

 

 

毎度、語っているオーバーフェルールジョイントです。

いまや日本で見る機会は、ほとんどないのではないでしょうか?

 

私、このジョイント方式が好きなのです。

いまだと天龍さんも作ってくれています。

 

使わない技術は消えていくもの。

天龍さんからこの技術が消えないために、これからも積極的に

 

採用していくつもり。

 

Skylar Grey - Coming Home

多重人格者なのかな?と不安になる彼女です。

見ていて心配になるほど。

いい曲を書ける人なのです。

長生きしてほしいな。

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