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(ヒ)クマが出た!

ヒグマが出た!

 

天龍の塩澤会長とご一緒しての北海道も

5年目を迎えた。

 

今回は新たにゲスト2名を加えての釣行である。

 

 

私はこの2名のアテンド役である。

何とか、大きなイワナをおなか一杯釣っていただこうと

 

川原を歩いたのであるが、例年との違いに気がついた。

クマさんのウンコがたくさんあるのだ。

 

それは大きく、鮮度も高いように思われた。

これは、ある種のメッセージではないか、と考えたのであるが

 

ゲストに釣っていただかなければならない。

北海道の楽しさを体験していただきたかった。

 

塩澤会長、現在88歳!

 

休憩をしてから二人ずつ、二手に分かれたのだ。

分かれてすぐだ。

 

トランシーバーが鳴った。

声が裏返っている。

 

「クマがでた。帰ります」と。

 

クマに遭遇した人

 

釣りをしている最中、15メートルほど先で

ヒグマが現われたらしい。

 

目があった、と。

クマの目がそれた後、一気に走って逃げた、と。

 

実際に遭遇した二人は足が震えていた。

本当に怖かったらしい。

 

その恐怖、知りたいですか?

知りたくないですか?

 

 

今回も88歳の塩澤会長に圧倒されっぱなしであった。

 

崖を下り、流れの強い沢を渡り、背丈をこえるブッシュを

かき分け、進む、進む、進むのだ。

 

 

毎年、いい思いをさせてくれた川は沈黙していた。

人に知られてしまったのかもしれない。

 

でも、楽しみは釣果だけではない。

塩澤会長を囲み、同じ時間を川で過ごす。

 

これがね、いい時間なのですよ。

 

私が考えたトラウトタックルも通用することがわかった。

得るもの、たっぷりの旅だったのです。

 

白いページの中に柴田まゆみ

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