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世の中にないものには理由があるのです。

釣り好きが高じて釣り道具ブランドになった方たちは

人がやらないこと、出来ないことをやりたいものです。

 

私も前例を破りたい、常識を超えてみたい、と

背伸びしていた時代があります。

 

☆ 琵琶湖にてガッ釣り 54cm ☆

 

私の場合は失敗ばかりでした。

珍しいものを作ることに熱中してしまって、お客様に

 

理解していただく努力が後回しになっていたんですね。

せっかく難しい試練をクリアして作り上げるのです。

 

喜んでいただきたいし、共感してほしい。

 

ラリーチョッパー!

 

ブライトリバーのグリップの仕上げ方法は、生地を磨仕上げた

シルバーか、黒のアルマイトメッキしか展開していません(アンティークメタルもありますが・・)。

 

ただ、他のメーカーやSHOPさんへ提供している特別モデルは

金メッキや、メッキでは表現できない色を塗ったものも存在します。

 

これらのモデルは、当社のレギュラー商品よりも価格がアップしております。

そのアップ分は、価値が上がったということですので、カッコいい!と思ったら

 

迷わず入手してください。

それだけのことは、しております。

 

Deluxe!

 

グリップに塗装をする場合について説明します。

 

金属に塗装をしても剥がれます。

 

特に釣りなどは、水にぬれるし、高温にさらされたり、寒い中に

放置されたり、こけて何かにぶつけられたりする。

 

ただ、塗装には捨てがたい魅力があるのです。

メッキでは表現できない多彩な色が表現でき、場合によっては

 

柄のようなものまで表現できるのです。

ですので、蛍光グリーンのグリップが欲しいとか、チャンボオレンジの

 

グリップが欲しい、と言われた場合は、メッキで表現できないため、

塗りでの仕上げを提案することになります。

 

ただ、受ける方の当社としても相当に負担の大きな作業になります。

きちんとお客様に説明して販売してくれる先に限り、対応しているのが

 

現状です。

 

 

負担になる作業とは何か?ですね。

剥がれるはずの塗料を剥がれないようにすること、です。

 

絶対に剥がれない湯にすることは不可能ですが、考えうる限り

剥がれないような処理を尽くすのです。

 

ちょっと眠くなってきたので、説明を急ぎます。

剥がれる原因は、塗料が金属に食いつかないことにあります。

 

物質的に全く性質が違うから水と油のようなもので密着しないのです。

そこで表面を荒らして、塗料が食いつくように導きます。

 

実際の作業は、サンドブラスト機に入れて、砂で表面に傷をつけていくのです。

ルアーメーカーでサンドブラントを持っているところは少ないと思います。

 

話がそれました。

表面に細かな傷の入ったグリップを超音波洗浄機で洗います。

 

小さな数でも、残っていると後で悪さをする原因となるからです。

次に下地(プライマー)を塗ります。

 

金属と塗料を直接塗るより、金属と密着しやすい性質を持ちながら

塗料とも密着しやすい下地を挟み込むことにより、トータルの密着度合いを

 

アップさせるのです。

簡単に塗ると書きましたが、グリップは平面ではありません。

 

非常に複雑な形状をしている。

その複雑な多面体に均一の厚さで下地を塗らなければなりません。

 

なぜ、均一か?

液が垂れるのですね。

 

下地を乾燥させた後、ようやく目的の色を塗ることになります。

当社の場合、ルアーを塗る工房でしか塗ることが出来ません。

 

ルアー用の塗料と金属用の塗料の性格が違うため、ルアーの塗装を

している最中に塗ることが出来ません。

 

いつでも塗り作業が出来るわけではないのです。

また、時間が出来たとしても、金属用の塗料がルアーにかかったり、

 

ルアーを作る器具にかかったりすると後々、問題が出来るかもしれません。

ですので、グリップを塗る際は、薄いシートで簡易的なビニールハウスのようなものを

 

作り、その中で塗装作業を行うこととなります。

これからの季節は地獄ですね。

 

ご存知の通り、グリップはいろいろなパーツの集合体です。

分厚く塗り過ぎては組立時に問題が出てきます。

 

薄く塗る必要がありますが、薄すぎると色がきれいに発色してくれないため、

細心の注意が必要となります。

 

色を塗りあげると、次は焼き入れ処理を行います。

塗料は高温の空間の中に一定時間さらすことによって、密着度合いが

 

アップするのです。

 

 

これらの作業は、一日では終わりません。

何日もかけて、少しずづ行うことになります。

 

専門業者に頼めばいいじゃないか、と言われるかも知れません。

専門業者に頼むのであれば最低でも50本や100本をまとめなければ

 

受けてくれません。

また、将来的に修理の必要が出たとして、人がやった作業では工程が

 

見えないため、修理に戸惑うことになります。

 

 

ブライトリバーのグリップには塗り仕上げを行いません。

前述のように大変な手間が嫌だからです。

 

では、なぜ塗りの依頼を受けるのか?

それは釣り道具の可能性を狭めたくないからです。

 

お客さんに喜んでほしいからです。

 

おそらく私たちがやらなくなったら誰もやらない作業です。

本当に出来なくなるまでは、可能性を狭める流れに加担する

 

存在にはなりたくないなぁ、と思うのですね。

 

Robert Byrne - You And Me

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