前例のないことをすれば安心ね。
銀行から電話がりまして、今日、お越しになられましたか?
と聞くので、行ったよ、と。
何をされました?と聞くので5万円引き出しました、と
答えたのです。
すると、そのままありますよ、と。
疲れているんでしょうか?
夕方、お客様から電話がありました。
どうも会社のやり方に疑問を感じておられるようで、
やめようか?と悩んでいるようです。
大きな会社ですので、もったいないなぁ、と私は思うのですが
悩んでいる側は真剣です。
私も大きな会社にいたころは、毎日、いろいろと悩んでいた気がします。
なにもかも会社のせいにしていましたね。
電話を切ってから少し考えたのですが、大きな会社は前例だらけの中で
働く必要があります。若い人は先輩の後から歩むわけですから、いちいち
先輩から小言を言われる。
だから、前例のないことをやればいいんですね。
文句は言われなくなりますよ。
しかし、評価の基準もないわけで、褒められるまでは
相当な時間を必要とします。
富士グリップのNGH-12用のスペーサーを研究中なのですが
ようやく製作の目途が立ちました。
あとはフィールドテストをしてから販売ですね。
私たちの造るロッドにはアルミフェルールが取り付けられています。
このフェルールの形状の基準って誰が作ったんでしょうね。
なんとなくアメリカのフェルールの真似をして、いままで
来たのではないか?と思っています。
フェルールの中に入るブランクの長さは、30mm程度なんですね。
この長さを変えようとした人はいないのでしょうか?
もっと短くできれば重量を軽くできるのです。
たとえば、渓流で小さなマスを狙うロッドなら、バスとおなじ
強度基準で作る必要はないでしょう。
そういうフェルールを作ったのです。
あとはテストするだけなのですが、そのまえにロッドを組み立てる
必要がある。
ロッドを組み立てるには使うガイドやガイド位置を考えなければならない。
富士工業のホームページを調べれば、答えが書かれています。
そんなものは答えと考えられない私は、すべて自分で決めなければならない。
だから組み立てられないんですね。
なかなか間に合っていないチャンボ2562.
ブラウンのトルザイトガイド仕様が1本だけ
余裕が出来ました。
チタンガイド仕様は必死で作っております。
お待ちくださいね。
ちょっと前奏が長いんですが、カッコいい曲です。