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富士グリップのアレ、作ろうとしています。

作ろう、作ろうと思いながら5年も

6年も経ってしまっています。

 

ブライトリバーというブランドからすれば、

作る必要もない気もしますしね。

 

でも、釣り道具大好きなマツモトカズヨシは

作りたいんですね。

 

 

古い富士グリップのヘッドキャップの中にあるゴムです。

正確に言えばゴムと、ゴムをカバーする白いプラスティックパーツです。

 

この二つがないと、アダプター(フェルールですね)を締め付けることが

出来ません。

 

 

白いプラスティックが割れただけでも、アダプターを

締め付ける力が落ちてしまい、ロッドを振った時にガタツキを

 

感じるようになります。

 

 

こんな小さなパーツ、大したことないと思うじゃないですか。

これが大変に難しい。

 

富士工業さんは大量に作っていたから出来たんですね。

私のように数十個、多くても100個程度を作ろうとすると

 

とんでもなく難しい問題が次々と出てくる。

いくら高くても買いますよ!というお客さんばかりならいいのですが、

 

キャップに隠れて見えないパーツです。

5千円となれば見向きもされないでしょう。

 

現実的なコストで作らないと意味はないのです。

ですが、ゴムは本当に難しい。

 

丁度いい肉厚のパイプを見つけて切ればいいや、と

考えたのですが、そんなものはないし、作ろうとすれば

 

一生でも使いきれないぐらいの量を作らなければならない。

じゃ、板状のゴムをポンチで抜けばいいやん、と考えることは

 

出来ても、柔らかいゴムをキレイな筒状にくり抜くのは、

相当な技術がいる。

 

 

さらに富士グリップは、樹脂製であり、販売されていた当時は

高級品ではなく、またヘッドキャップ内をお客様が見るという考えは

 

無かったと思うのですね。

だから、精度が高いわけではないのです。

 

そこに精度の高いものを作っても意味がないかもしれないのです。

でも、さすがに富士工業なのは、精度の高くないものであっても、こまかな

 

形状に意味があるのです。正しく経験値を積み上げたノウハウというものなのでしょう。

先輩たちが工夫した意味を考えるのは、とっても楽しいですね。

 

その意味を理解して、適合するパーツを作らないとダメだと思うのです。

全く同じものを作ればいいのですが大手メーカーのものつくりを零細メーカーが

 

出来るわけがないのです。

出来るのは想像力を駆使して、限られた条件の中での最適な答えを

 

見つけることしかない。

はい、たいぶ答えが見えてきました。

 

 

Gil Scott Heron - Inner City Blues 

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